さすが表参道。ウィスキーが飲める「大人の図書館」が静かなブーム

30mlのショットで2万2千円

ドリンクメニューは、アルコール類が1,200円位から、ソフトドリンクが600円位からと、決して安くはないのですが、立地や雰囲気からすると、かなり良心的な値段設定なのではないかと思います。

ちなみに、値段の張るウィスキーですと、“ポートエレン 1980年 レアオールド ゴードン&マクファイルのシングルモルトスコッチウィスキー”で、30mlのショットで2万2千円というものがあるそうです。とても注文できませんでしたが、ちょうど開封されたボトルがあったので、香りだけ嗅がせていただきました。

香りとしては、一般的なウィスキーよりも優しい、さわやかな香りでした。お話によると、味は少し塩気があるのだそうです。これは、すでに閉鎖されてしまった醸造所が海の近くにあり、その土質に起因するものなのだそうです。

ちなみに、このウィスキー、「すでに生産されていないために次の入荷は未定」とのことでした。貴重なお酒を味わいたい方には、早めのご来店をお勧めします。

ケンタッキーサウスサイドというカクテルです。

さて、私もせっかくこんな雰囲気のお店にやってきたのですから、少しは飲まないと失礼だと思い、カクテルとウィスキーを1杯ずつ注文いたしました。

まずはカクテルです。ケンタッキーサウスサイドというケンタッキー州ルイヴィルのバーボン・ブレットライを使用したカクテルで、色味の通り、爽やかで飲みやすいカクテルでした。

どちらも癖の強いウィスキーなのだそうです。
丸い氷が本当に透き通っていたのが印象的でした。

お次はウィスキーです。せっかくなので、癖の強いものを頼んでみたところ、“The TEN”というものと、“Br4”というものをチョイスしてくれました。

前者は、透明な色味と裏腹に、燻製のような香りが印象的で、後者は、いかにもウィスキーといった香りだったため、今回は、“The TEN”の方をロックでいただく事にしました。

ちなみに、ラベルに付されているナンバーは、その癖の強さだそうで、“#7”は、ちょうど中間位との事でした。ウィスキーを飲み慣れていない私としては、この#7でも、結構な癖の強さを感じましたが、飲み難くはなく、スっと喉に入って行く印象でした。

こちらは、ビールサーバーでしょうか?無骨感が無く、オシャレですね
カクテルを作るためのシェイカー(右)と、グラス(中)、そして濾し網(左)

今回お話をお聞かせいただいたのは、マネージャーの長谷川さんと、バーテンダーの大貫さんという方でした。流石にプロという感じで、落ち着いた雰囲気を壊さないトーンで、お酒に関する色々なお話をお聞かせいただきました。

また、趣味やその他の話題にも幅広くお付き合いしていただけるので、お一人での来店でも不安は無いと思います。

落ち着いた空間でゆっくりとお酒を味わいたい方、TOKYO Whisky Libraryに、足を運んでみてはいかがでしょうか?

  • TOKYO Whisky Library
  • 東京都港区南青山5-5-24  南青山サンタキアラ教会2F
  • 03-6434-1163
  • 表参道
  • 月~土 18:00~27:00/日 17:00~24:00
  • 公式サイト

  • image by:梅原慎治
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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