日本に来た外国人が金沢の回転寿司で「え?なにそれ?」と思わず驚いたもの

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日本が目下、海外の人たちに大人気です。「ガラパゴス」と日本人は、自分たちの特異な感じを自嘲(じちょう)気味に言いますが、そんな日本の「どこにもない感じ」を海外の人たちはとことん面白がっている様子。

そこで今回は、ひょんな流れから、ノルウェー人夫婦とスウェーデン人親子、合計4人と一緒に、金沢の近江町市場にある回転寿司に行く機会がありましたので、その時に見掛けた、外国人の喜ぶポイントを紹介します。

自分たちの席に「新幹線」で運ばれてくる

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最初は、回転寿司最大の特徴であるベルトコンベヤーの仕組みについてです。「conveyor belt sushi」と英語で言うように、ベルトコンベヤーにすしの皿が乗って回っている状況そもそもが、北欧の人たちには初体験だったみたいです。

ただ、回転寿司の存在そのものについては事前の予習で学習済み。「ああ、あれだ」という感じで、それほど驚いてはいませんでした。

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しかし「スマホ」をかざして、彼ら・彼女らが思わず録画し始めた瞬間がありました。

その瞬間とは、座席から注文した自分たちのすしが、ベルトコンベヤーに運ばれてきて、自分たちの席の前で停止した時でした。

筆者が訪れた、金沢の近江町市場にある回転寿司店は、通常のベルトコンベヤーに加えて、別レーンが上段を走っていて、自分たちで注文したすしはその上段のレーンで運ばれてくるスタイルでした。

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しかも、北陸の金沢らしく、その上段のレーンで届くすしは、北陸新幹線の模型に乗せられてテーブルまでやってきます。

通常のベルトコンベヤーが在来線だとすれば別レーンは新幹線です。運ばれてくる速度も、実際の新幹線よろしく、すさまじかったです。


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日本=新幹線という発想の外国人は多いです。東京方面から大阪方面に新幹線で向かう間に、富士山が見える時間は10数秒だけという情報も、外国人観光客にとっては有名な話だとか。

それだけ、新幹線が速いという認識があり、回転寿司のレーンでもその速さが再現されている状況に、笑いながらも心底感動していました。もちろん「スマホ」を取り出して動画撮影もしていましたよ。

なぜそこから!?お湯の出てくる蛇口

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回転寿司に行くと、粉末の緑茶を湯飲みに入れ、お湯を注いで緑茶を飲みます。カウンター席にもテーブル席にも、どちらにも見られると思います。日本人にとっては、比較的なじみ深いセルフサービスのあり方ですよね。

しかし、日本人には当たり前のあのシステムに北欧の人は驚いていました。

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そもそも、緑茶の粉末を入れてお湯で溶かす行為自体が面白かったみたいです。さらに、謎の蛇口に湯飲みを押し当て、お湯を出して緑茶をつくる一連の動作に「緑茶大国だ」という印象を抱いた様子。

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その流れから、同席した筆者の妻が茶道を習っていたと伝えると、北欧の女性陣は特に、憧れのまなざしで妻の話に聞き入っていました。

回転寿司の粉末緑茶から、抹茶の話、茶道の話など、日本のお茶の文化に話題が展開していきましたから、緑茶文化にはかなり興味があるみたいですね。

現に「熱いから気を付けて」と中止せざるを得ないくらい、一緒に食事をした北欧の人たちは自分たちで競ってやりたがっていましたよ。

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