女性の混浴デビューにぴったり。波の音まで聞こえる伊豆の混浴温泉

美しいビーチと山、新鮮な海鮮や打ち立ての蕎麦…etc.とお楽しみいっぱいな伊豆は、東京から気軽に行ける人気のお出かけスポットです。

高級旅館から公共湯まで数多くの温泉が点在することでも知られ、温泉目当てに出かける人も少なくありません。

総じて伊豆の温泉は無色透明のさらりとした湯が多く、あまり個性に富む泉質ではありませんが(中にはオッと思わせる温泉もありますよ)、ぐるりと海に囲まれた半島ならではの景観が楽しめると同時に、里山の湯の風情が楽しめるのも魅力。

数は多くありませんが、混浴温泉も! 全国的に見ても混浴温泉が減少している昨今、特に首都圏近郊では旅館の貸切り風呂ではない混浴温泉はもはやちょっと珍しいくらいの存在ですが、伊豆にはちゃんとあるんです。ということで、今回は伊豆の混浴温泉をご紹介したいと思います。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

“アメリカが見える”がキャッチフレーズ!? 海が目の前「黒根岩風呂」

画像提供:北川温泉観光協会

伊豆の混浴温泉といえば、有名なのが北川温泉にある黒根岩(くろねいわ)露天風呂」。目の前がどどーんと波打ち際、海抜0メートルの野天風呂です。

もちろん掛け流し、海のそばの温泉よろしく、泉質は含塩化土類食塩泉のしょっぱいお湯です。135号を走っていると看板も目につきやすく、また北川温泉の宿に宿泊すると無料で利用できるので、湯浴みを楽しんだことがある人も少なくないはず。

伊豆にも海を眺める絶景の露天風呂は数多くありますが、近さでいえば「黒根岩露天風呂」の右に出る温泉はなく、こんな至近距離での海との一体感は他では体感できません。

混浴ですが、脱衣所は男女別だし女性専用の湯船もあるので(といっても混浴の隣に続く湯船で特に壁が設けられているわけではありませんが)、気軽に入れる混浴露天と言えると思います。

海辺の公共露天風呂としては広さもあり、バスタオル巻きもOKなので、あまり男性の視線も気になりません。バスタオルがなければ、女性専用露天からでも同じ景色が楽しめます。また、どうしても気になるという方は女性専用時間が設けられているので、そちらを利用してください。伊豆へ遊びに行ったらぜひ波打ち際の立ち寄り湯を!


2017年6月現在、「黒根岩露天風呂」は改装工事中。夏には新装オープン予定です。これまで19時から21時が女性専用タイムに設定されていましたが、リニューアル後がどうなるかはわからないので、お出かけの際にはお確かめください。

黒根岩風呂(北川温泉観光協会)
静岡県賀茂郡東伊豆町北川温泉
Tel: 0557-23-3997
入浴料: 600円(※北川温泉各宿のご宿泊者は無料)
公式サイト

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