壊れたアンプ、元開発者が直します。思い出も蘇る修理ビジネスの秘訣

東京都有楽町で開催された「ものづくり匠の技の祭典」には日本が世界に誇る「ものづくり」の職人が集結しました。そこには伝統的なニッポンの「ものづくり」の姿がありました。その一方で、ものづくりではなく、作ったものを直す「修理」専門の職人さんも存在します。

今回、「オーディオアンプ」の会社が倒産したあとに立ち上げた、「自社製品」の修理をする元開発者を訪ねました。物を作ることと同じくらい重要な技術として再評価されている「修理ビジネス」に迫ります。

匠の技は修理にも発揮! アンプ再生の救世主たち

8月9日~11日まで、東京・有楽町の東京国際フォーラムでものづくり匠の技の祭典というイベントが開催された。メイン会場には、東京で活動する様々な分野の匠たちがブースを出展。表具、塗装、建築、内装、印章、石工、左官、建具、タイルアート、板金、造園、貴金属装身具、洋裁・和裁、和楽器、ジオラマなどなど、実に多彩だ。

銅の工芸品をつくる職人さん

また、話題の下町ボブスレーや電気自動車「HOKUSAI」など、これから期待される技術の展示もあった。匠の技とは、伝統工芸だけではなく、私たちの身近なところにあるものなのだという思いを強くした。

今話題の「下町ボブスレー」の展示

また、全国ブースには、岩手の浄法寺漆(日本産の漆のほとんどがここで採れる)、宮城や福島のこけし佐世保の駒ロクロ高知の硯など、日本各地の技も展示されていた。

今では珍しくなってしまった伝統おもちゃ「ロクロ駒」
い草で作られた工芸品

ほとんどのブースが体験コーナーを設け、子供たちはもちろん、大人まで夢中になって、製作に没頭する姿が印象的

有楽町にきて、たまたまイベントを覗いてみたという感じの外国人の姿も目立った

日本のものづくりの原点を知ってもらえたのではないだろうか。


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