日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、神奈川・元住吉「徳島NOODLEぱどる」の徳島ラーメン。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、本場の徳島にあっても上位に位置付けられると賞賛する、「徳島NOODLEぱどる」の徳島ラーメンのお味とは?
※本記事はMAG2 NEWSに掲載された記事です(2017年8月23日)
【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】徳島NOODLEぱどる
徳島NOODLEぱどる@元住吉にて、徳島ラーメン。
本年7月にオープンした新店。
まずは、結論から。これは、久しぶりに1都3県に誕生した本格派の徳島ラーメン専門店ではないか。
あ、埼玉県・川越にも『麺やきたじま』がオープンしてましたね。
かつて、徳島ラーメンが都内でプチ流行した時期があったように記憶しているが、それ以来のBIG WAVEが到来するか?
今は、前回徳島ラーメンが流行った時期とは異なり、提供されるラーメンもバリエーションに富んでいるから、なかなか難しいかも知れないが…。
夜の部のオープン早々にアクセスし、基本メニューである「徳島ラーメン」を注文。
甘じょっぱいタレがスープをキリリと引き締め、レンゲを持つ手を止めさせない。
うま味が平板ではなく、起伏に富んでいる点も好印象だ。
トッピングは、徳島ラーメンお約束の豚バラ肉。肉全体に満遍なく下味が沁み込んだジューシーな逸品であり、しかも非常に柔らかい。
デフォルトで生卵が1個付いてくる点も、うれしい限り。
バラ肉を黄身に浸してすき焼き風にするのも良し、生卵に少量のスープを注ぎ込み、つけダレに見立てて麺を浸すのも良し。
色々な食べ方を楽しんでいる内に、気が付けば完食。
同店がこの水準の1杯をコンスタントに提供できるのであれば、本場徳島にある店舗群と比較しても、間違いなく上位に位置付けられることだろう。
麺も、京都の名門『棣鄂(ていがく)』のストレート。ツボを押さえたセレクトに思わずニヤリ。
美味かった。元住吉にお立ち寄りの際には是非、足を運んでもらいたい1軒だ。
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DATA
徳島NOODLEぱどる
営業時間 11:00~15:00 18:00~22:00
住所 神奈川県川崎市中原区木月3-13-30
定休日 水曜