1年の中で唯一祝日のない6月を切りぬけた日本の皆さん、お疲れ様です! 7月を迎え、久しぶりの祝日(海の日)まであと2週間ですが、もう待てない! というあなたにとっておきの癒しをご案内します。
栃木県那須塩原市から届いた、日本人の身体のふるさと“温泉”の動画は“いまにも手が届きそうなのに、浸かれない…!!”と身もだえしてしまいそうになるほど。さらに、動画には謎の“綱”が登場するのですが、一体何に使うのでしょうか?
湯荘白樺(塩原温泉郷)
ミルクのように濃厚な乳白色の泉質をもつ湯荘白樺は、すぐそばに硫黄山があり、硫黄臭がたちこめる「新湯爆裂火口跡」など、温泉が吹き出す様子が目の前に広がります。
湯荘白樺は立ち寄りの入浴も可能ですが、宿泊すると付近の共同浴場「寺の湯」「むじなの湯」「中の湯」にも無料で入浴できます。
標高970メートルに位置する湯荘白樺の温泉は、天然の硫黄泉をそのまま掛け流しているので、とにかく濃い乳白色が特徴。丸い浴槽に溢れる熱めのお湯は、手をつけただけで身体の芯までぽかぽかになれそう。温泉の口から出てくるお湯は透明に見えますが、時間が経つにつれて白濁するんだとか。
また、湯荘白樺は女性に嬉しい「泥パック」が楽しめるのも魅力。源泉の底から汲み上げた成分がぎゅっとつまった「湯泥」が、お風呂のそばに置いてあり、好きなだけ泥パックができます。身体の気になるところに塗りつけて3分ほどパックするだけで、なんだかお肌がすべすべになった気がします! ちなみに湯泥は湯荘白樺の売店で1ビン1000円で販売もしていますよ。
幸乃湯(板室温泉郷)
動画を見て、緑豊かな露天風呂に突如として現れる綱に驚いた方もいるのでは? 綱を使った珍しい温泉として人気が高いのが、幸乃湯の「綱の湯」。
実は水深125㎝〜140㎝もある「立ち湯」で、綱につかまりながら深い温泉に入ります。そうすることで胸から足の先まで水圧がかかり、末端の毛細血管まで血の流れが良くなるので、血行促進や関節痛に効果を発揮します。
ちなみに綱の湯という入浴方法は、昭和40年代まで板室温泉でポピュラーな入浴方法だったそうで、観光客だけでなく地元の方々は今でも日常的に訪れています。
幸乃湯には綱の湯の他に、打たせ湯や、井戸水を汲み上げた冷水風呂など、あらゆる温泉が楽しめます。綱の湯の入浴は男女日替わりなので、訪れる際は曜日を確認しましょう。