「長野県を旅した人が選ぶ!長野県・旅めしランキング」が旅行予約サイト「楽天トラベル」から発表されました。
◇長野県を旅した人が選ぶ!長野県・旅めしランキング
1位 信州そば 874票
2位 おやき 290票
3位 野沢菜漬 271票
4位 馬刺し 122票
5位 信州牛料理 92票
6位 栗おこわ 77票
7位 松茸の土瓶蒸し 61票
7位 山賊焼 61票
9位 駒ヶ根ソースかつ丼 60票
10位 信州サーモン料理 57票
長野県といえば信州そばや、シャキシャキとした食感がたまらない野沢菜漬などが有名ですよね。今回のランキングにもこれらの名産がランクインしていますが、10位の「信州サーモン料理」はご存知ないという方も多いのではないでしょうか。
毎日が旬!完全養殖魚「信州サーモン」のスゴさとは
全国有数のニジマス生産地である長野県に、「信州サーモン」という新しい品種が誕生したのは2004年のこと。翌年には販売が開始され、現在では長野県内を中心に飲食店で提供されるだけでなく、ご当地弁当やお土産などとしても販売されています。
育てやすく肉質の良いニジマスのメスと病気に強いブラウントラウトのオスを、バイオテクノロジーを用いて交配した養殖品種「信州サーモン」は、繁殖能力を持たない1代限りの新品種の魚です。
繁殖能力を持たないということは、産卵のために卵に栄養を費やすこともありません。さらに、完全養殖の品種なので、年間を通じて肉質が安定していて、まさに毎日が旬と言えます。
信州サーモンは、長野県水産試験場で稚魚を丹精込めて育てた後、県内の養殖業者へ供給されています。一般の成熟するニジマスに比べ稚魚の成長が早く、病気にも強いため、2~3年で約2kg、全長65cmの大きさに成長します。このように成長が早く、産卵時期に関係なく肉質が安定しているからこそ、いつでも脂ののったおいしい状態の信州サーモンを提供することができるわけです。
臭みのなさと絶妙な肉質は老若男女問わず愛される味
完全養殖の「信州サーモン」は、淡水魚特有の臭みがありません。肉質もきめ細かく、舌触りがとてもいいのも特徴です。脂がのっているけど、くどくない、ということで飲食店でも好評です。また「信州サーモン」は粗脂肪が7g/100g前後と輸入サーモン類の約半分というのも魅力です。
肉厚な身にぎゅっと凝縮された旨みと適度な脂は、とろける舌触りなのに、しつこくなく、老若男女問わずに好まれる味です。臭みがないので、お刺身にも向いていますが、昆布〆や冷燻など、生の状態に一手間加えることでより美味しさを引き出すとのこと。
現在は長野県内の飲食店を中心に提供されている「信州サーモン」ですが、首都圏や大阪などの一部飲食店でも提供されています。取り扱っているお店はこちらからも確認できますよ。
販売開始から10年を迎え、「信州サーモン」は長野県の特産品として確実に定着してきています。これから長野県を訪れた際の新定番ご当地グルメとしてますます期待されています。