まつりだまつりだワッショイワッショイ!その地方独特の伝統文化や芸能を如実に体現している「祭り」。あなたはどのお祭りがお気に入りですか?
町内会単位の小さなものから、全国規模の大きなものまで大小合わせると約30万もあると言われている日本のお祭り。その中から今回は、都内から日帰りで行ける満足度120%のお祭りを4つご紹介します。
4/5〜4/7 豊作祈願のお祭り「花鎮祭(はなしづめさい)」/埼玉県
春の訪れを知らせる埼玉・氷川神社の「花鎮祭」。奈良の大神神社をはじめ全国各地で行われる花鎮祭は「ちんかさい」と読むところも少なくありませんが、今回ご紹介する氷川神社のそれは「はなしづめさい」として親しまれています。
厳しい冬の時期を超え、多くの命が冬ごもりから目覚める春。一方で病気やさまざまな災害も起こりやすい時期でもあります。これら疫病を鎮め無病息災を祈るとともに、桜が長く可憐に咲くことでその年の豊作を祈願するお祭りです。
毎年4月5~7日の3日間に渡って開催される花鎮祭。7日の大祭には菱餅に桜花を乗せお供えをし、さらに3日間とも、祭典中氏中の童女による花しづめの舞が奉送されます。
日時:2018年は4月5日(木)・6日(金)・7日(土)各日10:00~(約1時間程度)
会場:武蔵一宮氷川神社境内舞殿(埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407)
Tel:048-641-0137
最寄駅:JR大宮駅東口から徒歩約15分
4/14・15 男たちの熱い太鼓が鳴り響く!「成田太鼓祭」/千葉県
今年は、千葉県の成田市が熱いようです。
有名な成田山開基1080年の御開帳をはじめ、成田国際空港が開港して40周年、そして今回ご紹介する成田太鼓祭は今年が開催第30回目という節目の年になります。全国から集結する和太鼓チームや伝統音楽奏者、伝統舞踊の踊り手たちが、成田山周辺と表参道を賑やかに盛り上げる日本屈指の太鼓祭です。
2日間に渡って行われる祭りには、いくつかの注目イベントがあります。1,000人以上の打ち手による迫力満点の「千願華太鼓」、成田山新勝寺周辺の特設ステージで行われる「各太鼓団体の演奏」、夕闇が成田山を染める頃に行われる夜気を焦がす熱気に溢れる「千年四舞台」、そして、パレード用に演出をした和太鼓、舞踊等のチームによる「表参道大パレード」などは、心揺さぶられること必至の内容です。
日時:2018年は4月14日(土)・15日(日)
会場:成田山新勝寺大本堂前、成田山大本堂前特設ステージ、成田山表参道周辺(千葉県成田市成田1番地)
Tel: 0476-22-2111
最寄駅:京成電鉄 京成成田駅/JR線 成田駅より徒歩10分
4/21 江戸の伝統を受け継ぐ「浅草流鏑馬(あさくさやぶさめ)」/東京・浅草
疾走する馬上から、壱の的、弐の的、参の的を次々と弓矢で射抜く、勇壮で迫力のある祭りの儀式「流鏑馬」。江戸時代に浅草神社の正月行事として行われていたこの流鏑馬を、昭和58年に観光行事として復活・継承して今日に至ります。
日本でも有数のお祭りスポット浅草で行われるこのお祭りの観覧のコツは、ぜひ有料観覧席で観ることがおすすめ。
会場は毎年大変な混雑になり、入場規制や入場制限が実施される場合もあります。その点事前予約制の有料観覧席を確保しておけば迫力ある祭りの様子を間近で見れますし、何より座って見れるので安心!毎年1日限りのイベントですので、チケットは早めに確保しておいてくださいね。
日時:2018年は4月21日(土)
会場:隅田公園山谷堀広場(墨田区向島1,2,5)
※流鏑馬は言問橋付近または隅田公園特設会場
最寄駅:東武スカイツリーライン/都営浅草線/東京メトロ銀座線浅草駅より徒歩5分
4/8 不思議な衣装に身を包み・・・「白鷺の舞(しらさぎのまい)」/東京・浅草
昭和43年東京都設立100年を記念して始められた「白鷺の舞」。京都にある八坂神社の祇園祭「鷺舞」を参考にして浅草寺のそれも出来上がったと言われています。
白鷺をかたどった衣装をつけた「白鷺」をはじめ、「武者」、「棒ふり」、「大傘」、「楽人」などに扮した役者たちが平安衣装に身を包みながら境内を練り歩くさまは、煌びやかで独特の雰囲気を醸し出しています。
毎年春と秋の2回わたり開催されていますので、ぜひ今年は一度でも観覧してみては?
日時:2018年は4月8日(日)・11月3日(土) 5月の三社祭の中でも披露予定
会場:浅草・浅草寺(台東区浅草2-3-1)
最寄駅:
東京メトロ銀座線 浅草駅 徒歩5分
東武伊勢崎線 浅草駅 徒歩5分
都営地下鉄浅草線 浅草駅 徒歩7分
つくばエクスプレス 浅草駅 徒歩5分
- image by:千葉県
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