一般の民家に宿泊できる「民泊」ですが、皆さん説明できますか? 比較的安価で利用できたり、一部屋に家族全員で泊まれたりと使いやすいため、2020年の東京オリンピックでこれからさらに増えるであろう訪日外国人からの需要など、今「民泊」が注目を集めています。
今回、インターネットを使ったリサーチ・市場調査を行う「株式会社クロス・マーケティング」が、18歳〜69歳の男女を対象に「民泊」の利用・認知度などを調査しました。さっそく、ご紹介します。
民泊って知ってる?
まず、民泊の認知度を調査したところ、「民泊を知っている」と答えたのは全体の86.5%となり、多くに認知されていることがわかりました。ちょうど2018年6月に「住宅宿泊事業法(民泊新法)」が新たに施行され、話題になりましたよね。
しかし、知っていると答えた人のなかで「人に説明できるほど知っている」と答えたのは12.3%のみ。「民泊という言葉を知っている程度」が74.2%とほとんどで、民泊の詳しい内容についてはまだまだ広まっていないようです。
民泊を使ったことはある?
民泊という言葉自体は広く浸透しているようですが、実際の利用状況はどうなのでしょうか。民泊を「知っている」という人の中で、実際に民泊を利用したことのある人は全体で5.5%でした。
さらに、そのうち宿泊のみ経験したことがある人は3.6%、宿泊・提供の両方の経験がある人は1.9%、提供のみ経験がある人は0.1%という結果になりました。まだ日本国内での利用状況は多くはないようですね。
また宿泊者として民泊を利用したことがある人に「利用したきっかけ」を尋ねたところ、最も多かったのは「友人・知人に勧められた/誘われた(27.1%)」という結果に。ついで、「民泊経験者が周りにいた(16.0%)」「提供者が周りにいた(13.5%)」という回答が多くなりました。経験者を媒介して広がっていくという流れのようです。確かに身近に経験者がいると、利用する際のハードルも低くなりそうです。
Page: 1 2