歴史から消えた巨大都市。謎多き古代遺跡「テオティワカン」

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重要な祭事がおこなわれた【月のピラミッド】

月のピラミッドは、高さ42m。太陽のピラミッドより20mほど低いですが、少し隆起した場所に立っているため、頂上の高さはあまり変わりません。

正面が大きな広場になっており、重要な行事は月のピラミッドで行われていたようです。

月のピラミッドは、途中の広場まで上ることができます。ピラミッドから死者の道を見渡す景色は、圧巻です。

正面の広場を取り囲むように大きな建物が集まり、かつてここで大規模な宗教行事が行われていたと想像できます。

一体、どれだけの人が集まり、何を祈っていたのでしょうか。テオティワカンは文字による記録がほぼなく、人々がどのような生活をしていたのか、ここまで栄えた大都市がなぜ終わりを迎えたのかなど、未解明の謎が多いです。そこもまた、この遺跡の魅力となっています。

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