近年、テレビなどにも取り上げられ、話題になっている工場夜景。「工場萌え」なんていう言葉が出るくらい、工場夜景にハマってしまい魅了される人が多くいます。
実は、そのブームの火付け役とも言えるのが、川崎の工場地帯です。クルーズツアーなども多く開催され、人気を集めています。それでは早速、話題の川崎工場夜景と、「日本五大工場夜景」と言われるそのほかの人気エリアの魅力も合わせてご紹介します。
川崎の工場夜景がなぜ人気なのか
どこか無機質でありながらも、夜になって灯った明かりが未来都市を思わせるよう工場夜景。全国工場夜景サミットが定めた日本五大工場夜景であり、都内からもアクセスしやすい川崎の工場夜景ですが、具体的には川崎臨海部に広がり、多数の工場が集まっている京浜工業地帯のことを指します。
この川崎の工場夜景が人気となったきっかけは2008年に試験的に行った、「ドラマチック工場夜景ツアー」。反響がとても大きく、その後にバスツアー、工場夜景を楽しめるクルーズなどが開始され、今も訪れる人が絶えません。
川崎の工場夜景は、石油精製工場群のプラントが圧巻の「浮島町・小島町エリア」や、見晴らしの良い公園のデッキから夜景鑑賞ができる「東扇島・扇島エリア」など、6つの大きなエリアに別れています。エリアごとに特色があり、また写真撮影を楽しんだり鑑賞できるスポットがそれぞれに多数あるのも人気の秘訣です。
最も美しく見れるのはいつ?
せっかく訪れるなら、よりベストな状態で夜景を楽しみたいもの。実は、天候や時期などタイミングを選べば、より美しい夜景を見ることができます。
時期:冬季/雨上がりの晴天時
大気のチリが雨によって流されるため、雨上がりの晴天時が夜景鑑賞にベストなタイミングと言えるでしょう。また、気温が下がり乾燥する冬場は空気中の水蒸気による霞が少なく、ハッキリと澄み渡った景色を見ることができます。
時間:日没から約20分後の「トワイライトタイム」/交通量が減る深夜など
一般的に夜景が最も美しく鑑賞できるのは、日没から約20分後、空が青いグラデーションになった「トワイライトタイム」と言われています。濃紺からロイヤルブルーに滲む空に、工場地帯の灯りが美しく映え、幻想的な一瞬が楽しめます。特に工場と少し距離があるような場所で、空も入れて夜景を撮影したい場合は、トワイライトタイムを狙ってみることをおすすめします。
もちろん、広大な川崎の工場地帯なら時間帯によってさまざまな顔を見ることができるので、トワイライトタイムでなくとも十分楽しめます。ドライブで見るなら交通量が減る深夜帯、また朝焼けに染まる日の出の時間帯もおすすめです。