どこか妖しげで艶っぽい。草津の秘境的な名瀑布「嫗仙の滝」

最初はこんな普通のハイキングコースのような道なので、油断していました。
普通のハイキングコースのような道の先にある休憩所です。壊れた消火器のようなものがクマよけの鐘として再利用されています。
だんだんと道が怪しくなってきました。

嫗仙の滝へ向かう道は途中までは整備された山道であり、坂道には階段も作られています。しかし途中から、あれ?道を間違えたかな?という場所に到着しました。どういう事かというと、今まであった“道らしい道”が無いのです。


先を見ると下り坂にロープが張ってあるので、どうやらこの先は、“道かな?”という場所を下っていくことになります。このあたりから、帰りはココを上るのか?と、不安になってきました。

道が険しくなるのとは裏腹に、紅葉は鮮やかさを増していきました。
見えにくいですが、白いロープが張ってあるところが九十九折状のルートです。一見すると道が消えたのかと思ってしまいます。
降りてきた道を下から見たところです。写真では伝わり辛いですが、結構急な斜面です。

ロープが張られた九十九折の坂道を下った後は、岩が目立つ下り坂です。ここまで来ると、あと少しです。少し下った開けたところで、水の音が聞こえてきます。音のする方を見てみると…滝が見えました!山中で視界が開けて目的地が目に入ると、元気が出ますね。

木々の間から滝が見えました。
コレが見えたらゴール間近です。しかし、本当に道幅が狭いところを通ってきました。

あと少しだ!と思ったのもつかの間、山道の性質上、滝が見えた方向と反対側に向かって歩かせられますが、心折れないでください。もう少しです。ラストは、人が一人通るのがやっとの場所を通っていくと、いよいよ嫗仙の滝とご対面です。それでは、ご覧ください。

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