本物の絶景は「裏」から見るべし。日本全国の美しき「裏見の滝」5選

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世界中で自然遺産にも指定されている「」、日本にもいくつか有名な滝がありますよね。

豊かな自然に恵まれている日本の滝といえば、日本三大名瀑に数えられる「華厳の滝」「那智の滝」「袋田の滝」が有名で、外国人観光客も訪れる観光スポットになっています。

美しい山々に囲まれ外国のものとは雰囲気も水量も違う日本の滝ですが日本三大名瀑は「表」から眺めるもの。滝には裏から見ることのできる「裏見の滝」というものがあるのをご存じでしょうか。

滝壺の裏側に回ることができるものを「裏見の滝」と呼び、神聖な場所として神仏が飾られていることも。そこで今回は、最高の癒やしスポット、そしてパワースポットである全国の裏見の滝をご紹介していきます。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

月待の滝/茨城県

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日本三大名瀑「袋田の滝」の近くに、「月待(つきまち)の滝」という美しい名前を持つ裏見の滝があります。

茨城県大子町にある同所周辺は、鮮やかな緑色の竹林に囲まれ、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気が漂っている特別な場所。

真夏でもひんやりと涼しい空気が流れ、二筋、場合によっては三筋の水流豊かな滝を楽しむことができるスポットです。

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二筋の滝は「夫婦滝」と呼ばれていますが、季節によってはそこに小さな滝がもう一筋加わり「親子滝」へと変化します。

この様子が古くから信仰の対象となっており、「月待の滝」を訪れると子宝に恵まれるといわれています。高さ約17mもある断崖の上から流れ落ちる水は、迫力満点で自然の力強さを感じることができます。


雷滝/長野県

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秋には色鮮やかな紅葉を楽しめる場所として名高い、長野県上高井郡にある松川渓谷に「雷滝」と呼ばれる裏見の滝があります。

水量がとても多く更に勢い良く水が落ち、滝壺からは轟音が響き渡ることから「雷滝」と名付けられたこちらは噂に違わぬ大迫力!

日本の滝はどこか優しい雰囲気で私たちを出迎えてくれますが、こちらの滝は大自然のパワーにあふれた壮大な光景が広がります。

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滝の周辺は遊歩道が整備されているので歩きやすく、写真撮影にも最適なスポットです。ただし冬場は閉鎖されるので、冬以外の季節がベスト。春になると新緑に包まれ、まるで絵画のような美しさでとても心動かされる景色になります。

吉滝/兵庫県

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滝の裏側に神社がある、全国的にも珍しいスポットが兵庫県美方郡にあります。それが「吉滝」です。同県では唯一の裏見の滝として県の文化財に指定されていますが、観光客の数はどれほど多くなく、知る人ぞ知る裏見の滝といえます。

落差約35m、滝幅はわずか10mの小さな滝ではありますが、水量は多くいつ訪れても美しい水柱を見ることができるのが特徴です。

駐車場から山の中を歩いておよそ10分ほどで、まずは木々の隙間から流れ落ちる様子が目に入ってきます。一本の水柱となって流れ落ちる様子は気品を感じさせ、神々しくすらあるほど!きっと感動して鳥肌が立ってしまいますよ。

狛犬に守られた吉滝の裏には「吉滝神社」が御鎮座しています。恋愛成就のパワースポットとしても有名な神社で、大きな岩に囲まれ、苔むした屋根を持つ姿は歴史を感じることができるでしょう。

しっかりお祈りをして良縁を待つ、そんなロマンティックな旅におすすめです。


龍頭ヶ滝/島根県

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毎年10月、日本の神様が集合するといわれる島根県に、天に登る龍を彷彿とさせる不思議な、それでいて美しく力強い裏見の滝があります。その名も「龍頭ヶ滝」。

「龍頭八重滝」として「日本の滝100選」にも選ばれているこちら、日本の原風景を残す神秘的な雰囲気で昔の人々がこの滝を神聖な物として扱ったのも頷ける場所です。

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「雄滝」「雌滝」という二筋の滝があり、裏見の滝は落差約40mもある「雄滝」です。豊かな水が叩きつけるように滝壺へと流れる「直瀑」で、確かに龍が天へ向かって飛んでいく様子を想像させます。

一方の「雌滝」は、滝ではあるもののなめらかな流れを持つ「段瀑」となっており、空にゆったりと浮かぶ龍のよう。「雄滝」の後ろには観音様がお祀りされており神秘的な雰囲気をより一層湧き立てます。

鍋ヶ滝/熊本県

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裏見の滝の代表といえば熊本県阿蘇郡にある「鍋ヶ滝」です。CMのロケ地などに使われることも多く、多くの観光客が滝を目当てにこの地を訪れます。落差約9m、幅約20mの滝は水飛沫がかかるほど近づくことができます。

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およそ9万年前の噴火でできたといわれる滝の内側から見る風景はとても幻想的で、心が洗われるような体験ができます。

滝を含む一体が「鍋ヶ滝公園」になっており、大人300円、小中学生150円の入場料がかかります。

現在は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止・予防対策のため平日のみの開園となっていますが、柔らかな滝の水飛沫に癒されること間違いなしです(2021年8月時点)。

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今回は全国にある「裏見の滝」をご紹介しましたが、私たち日本人にとって自然を楽しむだけではない、特別な意味を持っています。

きっと心が落ち着き、癒しの時間になること間違いありません。お近くにお住まいのかたは、ぜひ癒されてみてはいかがでしょうか。

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