病院紹介、診察の通訳まで。海外旅行の保険、みんなどうしてる?

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各国への直行便も年々増え、長期休みなどは日本から離れて海外旅行へ行く人も多くなってきました。いまや海外旅行は一生にわずかしかない贅沢ではなく、年に1度程度で気軽に楽しめる、ちょっとした贅沢と言えそうです。

しかし気軽に行き来できるようになったからこそ、海外旅行先で風邪を引いてしまったり、怪我をして病院に運ばれてしまうという不安も身近なものとなりました。そこで、最近注目を集めているのが、さまざまなサービスを付帯した海外旅行保険です。

そこでこの度、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」が、10代~70代の男女約1,400名を対象に「海外旅行保険」に関する調査を実施しました。いざというときの緊急事態に備え、海外旅行・海外保険事情いまを見てみましょう。

多くの人が加入する海外旅行保険とは?

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「海外旅行保険」とは、名前の通り、海外旅行をする際に加入する保険のことを指します。最近ではホテルの手配・万が一の病院手配・盗難被害のサポートなど、さまざまなサービスを受けることができるのも特徴です。

またなんだか難しそうな「保険加入」も、旅行紹介会社やインターネット、空港で手軽に申し込めるのもうれしいポイントと言えそうですね。

クレジットカードに海外保険が付いていることも?海外保険加入率

まず、海外旅行経験がある人へ「海外旅行保険へ加入したことがあるか」を質問したところ、約9割が「はい(87.9%)」と回答しました。

「旅行中の事故が心配だった」「頼れるものが少ない土地で何かあってからでは遅いから」などの理由で加入している人が多い一方、「クレジットカードの海外保険で充分」「極めて利用する場面が少ない」など、慣れている人は特別な保険に加入せず、クレジットカード付属の海外旅行保険を利用していることがわかりました。

現在、多くのクレジットカードに海外旅行保険が付属されていますが、その保証内容はさまざま。実際にどこまで保証があるのか、自分の利用目的に足りるのかなど、事前に調べておくことが大切ですね。

続いて「保険に加入した旅行の日数」に対して質問したところ、約半数が「7日間(49.8%)」と回答しました。自身の病気だけでなく、滞在日数が多くなるほど紛失などのトラブル確率は高くなります。長期で海外旅行を楽しむ人こそ、もしもに備えてしっかり加入しているようですね。


なお、3泊以下の短期旅行でも海外旅行保険を利用している人は5人に1人いるようです。

海外旅行保険、実際にどんな用途で使用した?

実際に「保険サービスを利用したか」調べたところ、「いいえ(77.1%)」が約8割近くの回答となりました。もしもに備えて海外旅行保険には加入しているものの、利用せず楽しく旅行を終える人がほどんどのようですね。

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では、実際に保険を利用した人は、どのような用途だったのでしょうか。内訳を見てみると、「病院の紹介や手配、診察の通訳など(43.9%)」の回答が最も多く、約半数が病院などの医療関係で利用していました。

さらに続いて「携行品の修理(39.8%)」「携行品の紛失・盗難時のサポート(27.1%)」に回答が集まっています。

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緊急の対応が必要な盲腸などの手術の場合、公的医療保険が充実している日本では数十万ほどで済むことがほとんどですが、海外では数百万の請求になる場合があります。またちょっとしたケガなどでも、言葉の通じない海外で状況を説明しつつ受診することは大きな不安になります。

海外旅行保険に加入していれば、内容によりますが安心して治療を受けることができ、さらに携行品の故障や盗難などもサポートも受けることが可能です。せっかくの長期旅行でトラブルが起こってしまい、不安を抱えながら旅行を続けるよりは、しっかりサポートを受けて気持ちよく旅行を続けたいものです。

海外旅行を計画しているのなら、別途「海外旅行保険」の加入検討と、クレジットカード付属の海外保険の見直しを行っておくことをおすすめします。

source:@Press!

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