どこもかしこも鬼だらけ。走って巡る、リアル鬼ヶ島「女木島」

これが鬼ヶ島!島内には鬼がいっぱい!

走っていると、途中で「鬼ヶ島」と書かれた大きな看板を見つけました。西日本豪雨の影響からか崖崩れによって傾いていますが、なんとも物々しい看板です。

そう、冒頭でご紹介した通り、この女木島は桃太郎伝説に登場する「鬼ヶ島」と言われる場所。島内には、各所に鬼に関わるスポットが点在しています。

まず港に到着すると、すぐ目につくのが「おにの灯台」です。白い鬼が遠くを眺めており、右腕には金棒を抱えています。

約2mという大きな鬼は、人を襲うどころか海上の安全を守ってくれているようです。

そして島の観光スポットとして有名なのが「鬼ヶ島大洞窟」です。港からバスも出てきます。入口付近には、大きな鬼の像や可愛らしい看板がありました。

なんとここは、桃太郎伝説の鬼たちが住んでいたとされる洞窟なのだそうです。

こちらが洞窟の入り口です。入るのは有料(500円)ですが、外からでもその物々しさが感じられます。

この洞窟、なんと紀元前約100年手で掘られたと言われているそうで、全長400m・面積4000平方メートルという巨大さです。

時間のある方は、ぜひ中も見てみてください。

さらに洞窟前の道沿いに、鬼の顔をした山ほどのがありました。

こちらは2013年に開催された「瀬戸内国際芸術祭」で、県内の中学生が制作したもののようです。描かれた鬼は色んな表情をしていて、つい1つ1つ見てしまいました。

ちなみに洞窟の上には展望台があり、周囲を360度パノラマで見渡せます。

高松の街はもちろん、その背後に連なる山々まで見える素敵な景色。横にはタカト山も見えました。こうした海に囲まれた景色は、まさに離島の楽しみと言えるでしょう。

島内各所にある案内掲示も、鬼の銅像になっています。可愛らしい鬼たちを、ぜひ走りながらたくさん見つけてみてください。

ちなみに鬼ではりませんが、港のすぐ近くにはモアイ像もありました。「なぜモアイ?」と不思議ですが、こちらは本物ではなくモアイ像再建の際に作られたレプリカなのだとか。レプリカとはいえ非常に珍しいものなので、忘れず見に行ってみましょう。

自然にあふれ、桃太郎伝説に触れる女木島での旅ラン。各スポットを回りながら島を1周しても、2時間ほどで走り切れました。

高松港からアクセスも良く、朝から島へ渡って昼までに戻る…なんていうこともできるでしょう。近くを訪れた際には、ぜひ走ってみてください。

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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