人気の旅行先は、定番からその時々のトレンドによって変わります。それでは、2018年は一体どのような場所が人気を集めていたのでしょうか。
この度、旅行予約サービス「楽天トラベル」が、2018年1月1日2018年12月31日の国内旅行の予約人泊数をもとに、「2018年国内旅行先 年間人気上昇都道府県ランキング」を発表しました。さっそく、ランキングの結果を見ていきましょう。
沖縄県の人気がさらに伸びた1年に
- 第1位 沖縄県(前年同期比+17.7%)
- 第2位 千葉県(前年同期比+16.4%)
- 第3位 埼玉県(前年同期比+15.6%)
- 第4位 奈良県(前年同期比+14.6%)
- 第5位 大阪府(前年同期比+14.4%)
2018年は、国内有数の人気旅行先・沖縄県がさらに伸びた一年となりました。この伸びの背景として、2018年に引退したアーティスト・安室奈美恵安さんによる沖縄県観光プロモーションへの協力やコンサートなどが大きく貢献したと考えられています。
また、石垣島や宮古島など離島への直行便の新規就航や増便、運休再開があり、東京や愛知・福岡など都心部からのアクセスが向上しています。
エリア別にみると、「宮古島・伊良部島」エリアが前年同期比+32.4%(約1.3倍)と成長をけん引したそうです。宮古島では昨年より大型や高級宿泊施設の開業が相次ぎ、好調に人泊数を伸ばしています。
新規ホテルのオープンが千葉県の観光人気を下支え
2位の千葉県は2年連続でのランクインです。県内では「舞浜・浦安・船橋・幕張」エリアが前年同期比+19.2%(約1.2倍)、「市原・木更津・君津・富津・鋸南」エリアが前年同期比+19.0%(約1.2倍)と特に好調になっています。
2018年、舞浜エリアにあるテーマパークが開園35周年のイベントが開催され、4月〜9月の入場者数が過去最高を記録。近隣エリアでは、新規ホテルが次々とオープンしたことも、千葉県の観光人気を下支えしています。
ラグビーの国際試合を控え注目される埼玉県の熊谷エリア
3位にランクインした埼玉県は、「熊谷・深谷・本庄」エリアが前年同期比+22.9%(約1.2倍)と特に好調でした。なかでも熊谷エリアは2019年にラグビーの国際試合を控え、10月にはこけら落とし記念試合が開催されるなど、注目を集めています。
また、前年同期比が+16.3%(約1.2倍)と高かった「秩父・長瀞」エリアは、池袋から電車で1時間半という立地にもかかわらず、春はポピーや芝桜、夏はホタル、秋は紅葉、冬は氷柱と、四季が巡るごとにさまざまな自然を楽しむことができるため、都心から近い自然体験エリアとして人気を集めているようです。
埼玉・千葉など、一見意外にも見えますが、内容を見れば納得の県が2018年上位にランクインしました。2019年ははたして、どこが人気となるでしょうか。いまからも楽しみですね。
source:PR TIMES
image by:yukihipo/Shutterstock(江川海岸潮干狩場/木更津)
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