日本にきて時計の意味がわかった。外国人が驚いたニッポンの当たり前

タクシーのサービスが贅沢!/台湾出身

道で手を挙げるとすぐに乗車できる便利なタクシー。最近ではタクシーの配車アプリも浸透してきており、電話をしなくてもスマホひとつで配車を予約することができます。

台湾出身の方によると日本のタクシーに初めて乗ったとき、とても便利なサービスに驚いたそうです。

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初めて日本に来たとき、空港からタクシーでホテルまで移動したのですが、そのタクシーが衝撃的だったことを覚えています。まずタクシーの扉が自動で開閉するようになっていて、後部座席にはタブレットがついていました。タブレットは言語を選ぶことができて、日本語に慣れていない人でも使いやすいと思いましたね。

あと充電器も付いていたんです!そのときはちょうどスマホの充電がなくて困っていたんですけど、タクシーで移動しながらチャージできることに感動しました!(台湾出身・20代)

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国土交通省の自動車関係統計データの「ハイヤー・タクシーの車両数と輸送人員」によると、車両数はピーク時のには約27万台にも上りました。なかでも東京都内を走るタクシーは全国のおよそ20%を占めます。

2017年には都内の初乗り運賃が410円に改定され、近くへ行くのにも雨の日でも気軽に利用しやすくなりました。

さらに東京オリンピック・パラリンピックに向けて、英語での観光案内もできるTSTiE(タスティー)ドライバーの育成が進められています。このタスティードライバーに認定されるにはTOEIC600点以上のスコア、もしくは同等の英語力などが条件になるのだとか。

また最近では、ユニバーサルデザインのタクシーが導入されています。このタクシーは、高齢者や車椅子の方、子ども連れや妊娠中の方でも利用しやすいよう、車内空間が広く、乗降口が低くなっているので安全に乗り降りすることができます。

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東京オリンピック・パラリンピックの招致プレゼンテーションでもあった通り、東京のタクシーの評価は世界で1位を獲得しています。このように私たちに身近なタクシーにも「おもてなし」の心が詰め込まれているのですね。

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