「登別」は北海道南西部に位置し、南は太平洋に広く面しています。最寄り駅は室蘭本線の「幌別駅」から2つ目の「登別駅」で、このエリアで特に人気を集めているのは市東部の「登別温泉」「カルルス温泉」です。
また、この地域は支笏洞爺国立公園として観光都市になってるので、北海道の中でも見どころの多いエリアです。
今回はその中でも、外せない人気観光スポットを10件ご紹介します。
登別地獄谷/登別市
「登別地獄谷」は北海道遺産にも指定されている、市東部の日和山の活動によってできた爆裂火口跡です。噴気孔や湧出口から常にガスと温泉が噴き出す様は、まさに地獄谷といったところでしょう。
ここから噴出した水が登別温泉の湯となり、1日に約1万トンにも上る温泉を、温泉街の各施設へ供給しています。
また入口には登別パークサービスセンターがあり、無料で長靴や傘をレンタル可能です。センターから地獄谷一帯をめぐる約600mの探勝路で、地獄めぐりをしてみることをおすすめします。なお、センター内には登別温泉の資料展示もあります。
- 登別地獄谷
- 北海道登別市登別温泉町無番地
- 0143-84-3141
- 定休日:年中無休
- 5月~10月 8:00~18:00/11月~4月 8:00~17:00
のぼりべつクマ牧場/登別市
「のぼりべつクマ牧場」は、登別温泉街にあるロープウェイ山麓駅からゴンドラに乗って行くことができます。牧場内には90匹ものクマがいますが、エゾヒグマやニホンツキノワグマ、ヒマラヤグマなど、その種類も非常に豊富です。さらにエゾリスやエゾタヌキなど北海道ならではの動物たちも飼育されており、一日中イベントが盛りだくさんです。
レストランでは本場のジンギスカンを味わえますし、お土産店もあるので、大人から子どもまで大満足間違いなしです。秋には山で拾ったドングリのグラム数に応じて、入場料が割引されるサービスもあります。
- のぼりべつクマ牧場
- 北海道登別市登別温泉町224
- 0143-84-2225
- 定休日:ロープウェイ運行中止時
- 4月1日~6月30日、10月1日~1月31日 8:30~16:30/7月1日~9月30日 8:00~17:00/2月1日~3月31日 8:30~16:00(入園券は閉園40分前に販売終了)
登別マリンパークニクス/登別市
登別駅から徒歩約5分で行ける「登別マリンパークニクス」では、イルカやアシカのショーが楽しめます。外観がデンマークのイーエスコー城をモデルに作られているのが特徴で、西洋の城の中がまるごと水族館というのはとても幻想的です。
4階建ての城の2階からつり橋を渡って入場しますが、アートのようなギャラリーに、思わず時間を忘れてしまいます。荷物を宿泊ホテルまで配達してくれるサービスがあることもうれしいポイント。荷物も持たず、優雅な気分でお城を満喫してはいかがでしょうか。
- 登別マリンパークニクス
- 北海道登別市登別東町1-22
- 0143-84-3800
- 定休日:年中無休(ただし保守休業期間あり)
- 9:00~17:00(最終入園16:30
登別伊達時代村/登別市
「登別伊達時代村」は江戸時代の町並みが広がる、タイムスリップ気分が味わえるの観光スポットです。街道には商家や武家屋敷が並び、カラクリ満載の忍者屋敷体験もできるので、子どもも思う存分楽しめます。
武士や忍者、花魁、町人たちがステージで迫力の野外パフォーマンスを披露する一大エンターテイメント空間です。吹き矢や輪投げ、玉入れなどの縁日遊びもできますし、弓矢や手裏剣体験もできる忍者修行の体験道場などもあります。
- 登別伊達時代村
- 北海道登別市中登別町53-1
- 0143-83-3311
- 定休日:年中無休(ただし保守点検休村期間あり)
- 4月1日〜10月31日 9:00~17:00/11月1日〜3月31日 9:00~16:00
サンライバスキー場/登別市
「サンライバスキー場」はコースが豊富で、初心者から上級者まで誰でも楽しめる7つのコースがあるのが特徴です。レストランや売店などもそろっていて、スキーやスノーボード、ウェアのレンタルセットもあるので、手ぶらで行けるのもうれしいですね。
スキー・スノーボードスクールも毎年開かれおり、雄大な自然の中で存分にウィンタースポーツを楽しめます。ソリ専用コースもあることで、ファミリーで楽しく過ごすことができるのも魅力のひとつです。
- サンライバスキー場
- 北海道登別市カルルス町27(管理事務局)
- 0143-84-2872
- 定休日:営業期間中無休(例年12月中旬ごろ~3月中旬ごろまで)
- 平日・土日祝日 9:00~16:00
のぼりべつ文化交流館 カント・レラ/登別市
「のぼりべつ文化交流館 カント・レラ」は、アイヌ文化を知ることができる多数の展示品が並ぶ博物館です。元々は学校を再生して生まれ変わった施設で、1階に遺跡から発掘された土器やアイヌの衣装などがズラリと展示されています。
まが玉作りや火おこし体験などが月に一度開催されていますが、シカの角でストラップを作ったり縄文土器を作成したりと、なかなか貴重な体験ができる、地元の温かさを感じる交流館になっています。
- のぼりべつ文化交流館 カント・レラ
- 北海道登別市登別温泉町123-1
- 0143-84-2069
- 定休日:月曜日、祝日の翌日、12月~3月(冬季休館)
- 4月~10月 10:00~17:00/11月 10:00~16:00
登別市郷土資料館/登別市
「登別市郷土資料館」には、登別の明治から昭和にかけての生活道具や、クッタラ火山の噴火で炭化したトドマツなど自然史資料などが展示されています。1869年以降にこの地に移住した仙台藩士片倉家の資料を中心に展示していますが、ほかにもアイヌ文化に関する資料展示などもあります。
また、春は桜の名所として有名で、8種類46本の桜が順次咲き紡がれるさまは、非常に素晴らしい景観です。なかでも希少な御衣黄(ぎょいこう)という木は、薄緑色の花びらをつけるため、多くの人の心を惹く美しさです。
- 登別市郷土資料館
- 北海道登別市片倉町6-27-2
- 0143-88-1339
- 定休日:月曜日
- 4月~10月 10:00~17:00/11月~3月 10:00~16:00
日和山展望台/登別市
登別温泉を生み出した日和山にある「日和山展望台」へは、登別駅から車で約15分ほどで到着します。いまも白煙がもうもうを上げる活火山で、昔の人はこの噴煙で天気予測をしていたそうです。
遠くから噴煙の音が聞こえるほど迫力があり、大自然を間近に感じることができるでしょう。また大湯沼と一緒に眺めることができますよ。冬季は通行止めもあるので、規制については事前に確認してから訪れましょう。
- 日和山展望台
- 北海道登別市登別温泉町無番地
- 0143-84-3311(登別国際観光コンベンション協会)
- 定休日:年中無休
- 9:00~17:00(登別観光案内所)
サンチャイルド/登別市
大自然の中にある動物たちと触れ合えるミニ動物園が「サンチャイルド」です。ウサギやポニー、ヤギなどかわいい小動物たちと触れ合うことができて、100円でエサを買えばエサ付け体験もできます。入場は無料で、犬や猫など身近な動物もたくさんいるので、のんびり楽しむことが可能です。予約すれば乳搾り体験などもできますよ。
さらに乗馬や四輪バギー、冬はスノーモービルやソリなどもできるので、本格的なアクティビティも楽しめます。また同施設のソフトクリームは、その美味しさから地元住民からの人気も高いことで知られています。パークゴルフもできるので、ファミリーに優しい動物園ですね。
- サンチャイルド
- 北海道登別市札内町229-1
- 0143-83-0777
- 定休日:年中無休
- 9:00~18:00/11~3月 10:00~17:00
閻魔堂/登別市
「閻魔堂」は、登別温泉のメインストリートである極楽通りにあり、とても有名な人気観光スポットです。お堂の中には閻魔様がいますが、いつもは優しい表情をしているのに1日に5~6回、地獄の審判の時間になると憤怒の形相に一変します。
とてもユニークなカラクリ仕掛けを見るために、審判を受ける人が続出するそうですよ。8月には地獄祭りが行われ、その時にはお堂からお出ましになるので、タイミングがあえばぜひ拝見したいですね。
- 閻魔堂
- 北海道登別市登別温泉町
- 0143-84-3311(登別観光協会)
- 定休日:年中無休
- 9:00~22:00
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