こんにちは。英子です。近年、訪日外国人観光客も増加し、道を尋ねられたりお店で隣り合って話しかけられたりと、国内でも海外の方とコミュニケーションを取る機会も増えてきました。
そこで本連載では、いま日本で流行っている事柄や日本文化など、聞かれたら答えられるようになりたいフレーズを英訳でご紹介します。今回のお題は再ブレイク中の「どんだけ〜!」です。
再ブレイク「どんだけ〜!」、英語で何という?
美容家のIKKOさんのおなじみのフレーズで、手を前に突き出して、人差し指をフリフリしながら放つ「どんだけ〜!」。2007年には新語・流行語大賞にもノミネートされ話題になりました。
いまから12年以上前に流行ったセリフですが、最近はお笑い芸人チョコレートプラネット・松尾さんによるIKKOさんのモノマネがきっかけで、再び注目が集まっています。
ところで、この「どんだけ〜!」を英語でなんと訳しますか?
「どんだけ」自体は「どのくらい」という意味ですが、これをそのまま直訳すると=How much? に。
でも、これだとあまりしっくりきませんよね。
そもそもIKKOさんが「どんだけ〜!」使うときって、「すごい〜!」「マジで〜?」「なんなのよ〜」といったような意味合いとテンション高めの感情が込められていますよね。
使うシチュエーションによっても、意味が変わる難しい言葉です。
そこで、どんだけ〜!に1番近い英語は・・・
Seriously??!!??
(マジで??/信じられない!/まさか!/冗談でしょ?)
ではないでしょうか?
怒りを込めていう場合、驚いたときにいう場合など、このフレーズもいい方によって、意味合いが変わるので、どんだけ〜!と言葉の性質も似てます。
日本文化に精通しているシンガポール人にも確認したところ、「どんだけ〜!にぴったりと当てはまる英語はないけど、これが1番近い」とのこと。
いやでも、世界で認識されている日本語「Mottainai(もったいない)」と同じように、ローマ字で”DONDAKE〜!!”としたほうが、1番しっくりくるような気が!
ちなみに、相方・長田さんは狂言師の和泉元彌さんのモノマネも話題になっていますが、ゆっくりと体を動かしながら放つ「そろりそろり」は、英語だとゆっくりを表す、slowly-slowlyになります。
こちらは発音もなんとなく似てるので、そろりそろりを英語風にいっても良いかもしれませんね!
ちょっと覚えておきたい、話題になったお笑いフレーズ
最後に、これまで流行語大賞などで話題になったお笑い芸人のフレーズも集めてみました。
英語に訳したらこんな感んじでしょうか?
・「ワイルドだろぉ」(スギちゃん)
I’m wild,huh?
・「ダメよ〜ダメダメ」(日本エレキテル連合)
No way!No, No!
・「斉藤さんだぞ」(トレンディエンジェル・斎藤さん)
I am Mr.Saito.
・「安心して下さい、穿いてますよ」(とにかく明るい安村さん)
Don’t worry. I am wearing.
英語バージョンの動画でもそういっていますね。
かつて流行ったフレーズ「どんだけ〜!」が新たなかたちで再注目されたように、これらの定番となったフレーズも、再度ブームを巻き起こすかもしれませんね。
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