平成最後&新元号を迎えるいまこそ行きたい「皇居参観」のススメ

image by:varandah/Shutterstock.com(二重橋)

東京都千代田区にある皇居。広大な敷地でオフィス街に鎮座していますが、普段皇居の中まで意識することは少ないですよね。そして2019年は天皇陛下譲位を控え、平成ももうすぐ終わりです。平成最後、そして新元号を迎えるこのタイミングでこそ、ぜひ皇居を訪問をしてみてはいかがでしょうか。

今回は、皇居を訪問する方法のひとつ「皇居参観」についてご紹介します。

東京の中心でありながら、緑豊かで厳かな皇居

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皇居とは、天皇陛下の平時の居所、つまり天皇陛下のお住まいですね。昔は宮城(きゅうじょう)または皇宮(こうぐう)とも呼ばれていました。江戸時代以前は京都にあったのですが、江戸時代末期に江戸城があった場所に現在の皇居が完成しました。

皇居内には、天皇皇后両陛下のお住まいになっている御所をはじめとして、さまざまな行事・儀式を行う宮殿、宮内庁関係者の庁舎もあります。

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現在では、「皇居ラン」という言葉もあるように、皇居のお堀を取り巻く歩道がジョギングコース散歩道として親しまれていますね。緑豊かな環境は文字通り都会のオアシスです。

皇居内を見学するには「皇居参観」を活用すべし

宮内庁庁舎 image by:photolibrary

皇居ランのように周囲を歩くことはできても、一般人であれば、敷地内に入ることはなかなか機会がありません。しかし、実は皇居の敷地内は、所定の手はずを踏めば簡単に入る方法があるんです。その制度が「皇居参観」です。

基本的に毎日午前1回・午後1回開催され(休日などの例外はあり。日・月は休み)、参観料は無料。所要時間は1時間15分程度で、皇居内の「宮殿東庭」や「二重橋」の有名スポットを歩いて案内してもらえます。

コースは次の通り。

桔梗門(入門)-窓明館(休所)-富士見櫓下-宮内庁庁舎前-宮殿東庭-正門鉄橋(渡ってから折り返し)-宮殿東庭-山下通り-宮内庁庁舎前-桔梗門(出門)(宮内庁HPより

集合場所に集合して、ガイドの方が約2.2kmの道のりを歩きながら解説をしてくれます。個人行動や途中からの引き返しはできませんが、解説つきなだけに皇居に対する理解が深まりそうですね。


参加方法とポイント

桔梗門 image by:photolibrary

魅力的な皇居参観ですが、毎回定員が設けられています。宮内庁HPによると、当日受付は各回300人(先着順,各回整理券を配布)で、事前申請は各回200人

参観開始時刻の1時間前から整理券が配布されますが、早い者順のためせっかく行ったのに参観できなかったということもありえます。

特に2019年は平成最後ということもあり、皇居への関心が高まっているので、事前申請をしておくことがおすすめです。事前申請はインターネットからでき、参観希望日の前月の1日、午前5時から受付開始です。

正門鉄橋 image by:photolibrary

インターネットのほかにも郵便や電話での受付を行っているとのことですが、やはり今年は人気が集まり電話・インターネットとも一瞬で満員になってしまい、取るのが難しいというのが現状。ぜひ諦めず、事前申請に挑戦してみてくださいね。

なお、当日受付の場合は本人確認資料(運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・在留カード・健康保険証など)が必須ですので、忘れないようチェックしておきましょう。

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