深く澄んだジャパンブルー。日本全国「青の絶景」スポット6選

image by:Tatsuo Nakamura/Shutterstock.com(神の子池)

真っ白な雪景色、真っ赤な夕焼けなど、世界各地にはさまざなま美しい色に映えるスポットがあります。なかでも、どこまでも青いコバルトブルーの絶景は、清涼感やすがすがしさ、そして感動を与えてくれます。

そこで今回は、そんな日本全国から選りすぐりの「青の絶景スポット」をご紹介します。

神の子池/北海道

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北海道斜里郡清里町の「神の子池」は周囲220m、水深5mの小さな池で、水が澄んでいるので底までくっきりと見えます。

また、水温は年間通して8度と低く、倒れた木が青い水の中に腐らずに化石のように沈んでいます。その隙間を朱色の斑点を持つカラフトイワナの一種であるオショロコマが泳ぎ、何ともいえない不思議な美しさの景観をみせてくれますよ。

この「神の子池」という名前は、摩周湖(カムイトー=神の湖)の伏流水からできているという言い伝えからそう呼ばれているそう。

摩周湖はほかの湖と違い、湖に流れ込む川も流れ出す川もありません。それでも、たくさんの雪解け水が流れ込む時期になっても水位が変わらないのは、湖の周辺にある神の子池などの伏流水を湧き出させているからなのです。

青い池/北海道

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北海道上川郡美瑛町白金の「青い池」の水面には、無数のカラマツや白樺が立ち枯れており、見る角度や時間帯・季節によって、コバルトブルーやエメラルドグリーンなどさまざまな色合いに変化します。

池の水面が青い理由は、近くの白金温泉から流れ出るアルミニウム含有の地下水が美瑛川の水と混ざり合い、その水に光が反射して青く見えるからだそうです。

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もちろん夏の眺めも絶景ですが、冬の夜は、たった10分間ほどですが、雪が降り積もった凍った水面をライトアップし、その美しさは冬ならではの神秘的な絶景です。


十二湖/青森県

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青森県深浦町の「十二湖」は、標高150m~250mの起伏の多い台地に約4平方キロメートルにわたって点在する33湖沼群の総称です。それがなぜ、「十二」なのかというと、展望地から見下ろすと12の池が見えるから。

そのなかでも「青池」は、十二湖の代名詞ともいえる存在です。まるで青インクを流したように見えるさまは神秘的で、太陽と見る角度により、色が変化する幻想の世界のよう。

また、「青池」のほかにも湧水が「青森県の名水」にも選ばれている「沸壷の池」など、すばらしい風景の連続が楽しめます。


五色沼/福島県

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福島県北塩原村の「五色沼」は、磐梯山の北側、裏磐梯と呼ばれる地域にある大小30余りの小湖沼群のことです。

緑・赤・青など、さまざまな色の沼が点在し、磐梯朝日国立公園に指定されています。また、2016年にミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定されています。

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四季や天候、時間帯などによっても、少しずつちがった色にみえるさまざまな色の沼があり、エメラルドグリーンやコバルトブルーなどの沼は美しい色で、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

柿田川湧水群/静岡県

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静岡県駿東郡清水町を流れる、全長約1.2kmの日本で最も短い一級河川である柿田川は、「柿田川湧水群」として名水百選に選定され、さらに国の天然記念物にも「地質鉱物」の枠で指定されています。

この透明感がある湧水は1日120万トンともいわれ、富士山の伏流水が長い年月をかけてここに流れつき、湧き出たものです。

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第二展望台から見る紡績工場の井戸として使われていた古井戸跡が見え、その井戸のなかはコバルトブルーで、おもわず井戸の中に吸い込まれそうな錯覚を起こすほどの美しさです。

忍野中池/山梨県

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山梨県忍野村の「忍野八海」は、2013年に富士山が世界文化遺産に登録されると、ここもその構成資産として一気に観光人気がブレイクしました。

忍野八海とは8つの池からなる湧水群のことで、富士山の雪解け水が長い年月をかけて地表に湧き出したものです。昔は富士山信仰の霊場でもあり、神秘的な雰囲気も漂う湧水群です。

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そして、この忍野八海の中心となる「中池」の水は、驚くほど透明度が高いので有名です。実をいうとこの中池は人工的に作られたもので、本来の「忍野八海」の湧水池ではありません。

コバルトブルーやエメラルドグリーンの水面は、私たちを現実から夢の世界に連れていってくれるようなファンタジックなものばかり。ぜひ一度は訪れてみたいものですね。

  • image by:Tatsuo Nakamura/Shutterstock.com(神の子池)
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※一部誤字を修正いたしました。(2019年6月10日)

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