「シェアする文化」は、もはや当たり前のようになってきました。SNSでコンテンツをシェアするだけでなく、シェアハウスやシェアオフィスなど、空間や体験をシェアしあうことも増えてきました。
そんな中、いま地域の知識や価値観をシェアしあうことで、まちの活性化にもつなげようという動きが起きています。
北陸の魅力を「見える化」する
石川県金沢市に2016年3月に誕生するのが、シェア型複合ホテル『THE SHARE HOTELS』の一号店「HATCHI」です。
全国的に普及しつつあるシェアスペースですが、「HATCHI」は従来のものとはまったく新しいコンセプトのもと、金沢の観光地・ひがし茶屋街の近くに建つ空きビルをベースに、リノベーションを予定しています。
HATCHI とは、北陸地方での「発地」がコンセプト。地域の資源や魅力をこの場所から見える化し、その価値を発掘する地域プレイヤーと観光客を繋ぐイベントやプログラムを通して、地域の創造性を高めたいという思いがあります。そしてこの場所から日本、そして世界へ新しいカルチャーを発信していこうとしています。
忘れられない思い出は「人」との関わりから
HATCHIでは先日オープン前イベントが開催され、地元の方々だけでなく新しいシェアホテルの完成を楽しみにする観光客の方々などが集まりました。
HATCHIの建つ金沢に限らず、ゲストハウスは全国各地にあり、近年特に増えてきています。しかし THE SHARE HOTELS の特徴は、ただ空間やモノをシェアするだけではなく、地域内外の多様な人々のアイディア、知識や価値観までをひっくるめて共有しようというもの。
その場所を地域における架け橋として、新しい文化を生み出し、いままでにない日常を作ることを目指します。
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