これ知ってる?情緒あふれる、美しい「雨の呼び名」10選

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第6位 淫雨(いんう)

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第6位にランクインしたのは「淫雨」です。「」という漢字がつくとなんだかモヤモヤしてしまいますが、いかがわしさはまったくなく、長く降り続く「長雨」をさします。

「淫」という漢字には「度を越して長く続く、物事にふける」という意味もあり、これからくる用字だと考えられますね。

第5位 五月雨(さみだれ)

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第5位には「五月雨」がランクインしました。旧暦5月ごろに降る長雨のことなので、五月(5月)と書きながら、実は現在の新暦だと6月ごろの雨、つまり梅雨にあたる雨だったりします。

物事を小出しに連続的に出してくるさまを表すとき、「五月雨式に」などと使われたりすることがありますね。

五月雨に対して同じ時期の晴れをさす「五月晴れ(さつきばれ)」という言葉がありますが、こちらは五月雨以上にいまの暦での5月こととして使われる場合も多くなっています。

そのため、「ごがつばれ」とも読んで、本来の用法と使い分けするようになってきていますね。

第4位 時雨(しぐれ)

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第4位にランクインした「時雨」は、晩春から初冬にかけて、しとしとと降ったりやんだりしながら長く続く雨をさします。

ただし、無数のセミが鳴きたてる状態を時雨にたとえた言葉「蝉時雨」は、夏の時期の言葉です。

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