年々、訪日観光客数が増加の一途をたどっており、なかでも親日国として知られる台湾からは特に多くの方が訪れているみたいです。
では、台湾から訪れる方々はいったい日本のどんな場所を目指しているのでしょう?実は、訪日台湾人の間で日本のちょっと変わった離島が話題になっているみたいですよ。今回は台湾人が注目する日本の観光地と一緒におもしろい離島についてもご紹介していきます。
訪日台湾人の日本リピーターは約8割
2018年の1月から12月に日本に訪れた台湾人観光客の数は前年比4.2%増の約475万人(+19.3万人)にも上り、過去最高記録を更新しています。さらにリピーターに関しては81%と、多くの方が日本に何度も訪れていることがわかりました。
地域別の訪問率を見てみると、主要観光地のなかでも大阪と京都の訪問率が減少傾向にあるようです。
また、日本の主要観光地以外では日本海側の地域や九州地方の数値が高く、前年と比べても増加傾向にあるようです。特に伸び率の高い石川県は、格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾の増便が、訪日台湾人の増加につながっているのかもしれませんね。
今回、アジア9拠点で、マーケティング(SEM)、アセットなどのグローバルコンサルティングを展開している「アウンコンサルティング」が、訪日台湾人の検索数からみる訪日動向調査を行いました。そのなかから検索数の上昇率の高い10のスポットをご紹介していきます!まずはもっとも検索数の上昇率が高かった「福岡旅行」から。
1.新規就航などで注目度が高まった?「福岡旅行」
まずは「福岡旅行」です。「福岡旅行」の繁体字の検索数は2017年から2018年にかけて37%増加しています。増加の要因としては、台湾を結ぶエバー航空やチャイナエアライン、タイガーエアやバニラエアといった格安航空会社(LCC)各航空会社の新規就航と増便が相次いだことが考えられます。
なかでもバニラエアは2018年3月に福岡〜台北線を新規就航したので福岡旅行を計画している方も増えているのかもしれませんね。
福岡は、地理的にも古くからアジアとの交易の窓口として栄えてきました。古来から「博多」と呼ばれ、国内およびアジアを中心とした外国人にも親しまれてきた街です。
なかでも最近話題になっていたのが、福岡県の篠栗町(ささぐりまち)にある南蔵院(なんぞういん)です。南蔵院には世界最大のブロンズ製の釈迦涅槃像があり、一目見ようと多くの外国人が訪れています。
さらに福岡には博多ラーメン、もつ鍋、博多うどん、明太子などグルメの街としても知られていますよね。まさに歴史あり、グルメありで楽しめる街なので多くの台湾人が訪れているのかもしれません。