TRiP EDiTORでも青の絶景や緑の絶景など、色鮮やかな美しいスポットをご紹介してきましたが、世界各地には単色では言い表せない、まさに虹のように多くの色で彩られたスポットもあります。
そこで今回は、そんな世界各地の美しき「レインボー(虹)」な絶景スポットをご紹介します。
気候条件がそろったときにしか見ることができない美しい虹が、自然の景色として目の前に広がる様は、思わず感動してしまいますよ。
目次
掖丹霞地形/中国
中国甘粛張掖市にある「張掖丹霞地形」は、広大なカルスト地形になっており、砂や泥が入り混じった赤色の堆積岩で形成されているため、見事な色彩になっています。
この山がある「丹霞地質公園」は有名な観光地で、展望台から見る張掖丹霞地形は、まさに絶景。
時間帯によって模様が変わるため、午後4時30ごろが見ごろの時間帯といわれています。ちなみに、同園がある張掖市は料理が美味しい町として有名です。
ヴィニクンカ山/ペルー
ペルーの「ヴィニクンカ山」は「レーンボーマウンテン」と呼ばれ、まさに虹のような色鮮やかさで知られています。
ペルーのクスコ県にある標高5,100mの山で、七色の色に染まったその景色はまさに絶景です。日本人向けのツアーもあるので、比較的安心・安全に登頂できますよ。
ランドマンナロイガル/アイスランド
火山国・アイスランドで人気を集めるハイキングコースが「ランドマンナロイガル」です。同所にはカラフルな火山岩の一種である流紋岩が広がっています。
すぐ近くには温泉地もあり、地元の人たちものんびり過ごす人気スポットです。またランドマンナロイガルへ向かう途中では、アイスランドの典型的な農村風景を楽しむこともできますよ。
セブン・カラード・アース・オブ・シャマレル/モーリシャス
アフリカ大陸の隣にあるマダカスカル島、そこからさらに東にある島国、モーリシャス共和国の「セブン・カラード・アース・オブ・シャマレル」は、「七色の大地」と呼ばれる砂丘です。
なぜ七色に見えるのかというと、鉱物がそれぞれ混ざらずに堆積しているため、それぞれの鉱物の色に違いがはっきりとわかるからなんだとか。
特に晴れた日には、その美しさが際立って見えますよ。モーリシャスの主要産業は観光であり、このほかにも観光スポットが数多くあります。
七色の丘/アルゼンチン
南米の国・アルゼンチンの北部にある世界遺産「ウマワカ渓谷」には、カラフルな地層からなる「七色の丘」と呼ばれる丘があります。
ここの地層にはさまざまな鉱物があり、それが地表に出ていることで酸化し、いろいろな美しい色を放ちます。
見る位置や太陽の当たり具合によって、さまざまな色合いに変化する光景は、まさに絶景というほかありません。
今回ご紹介したスポットは、いずれも鉱物の作用によって七色の虹のように見える場所です。残念ながら交通の便がよくない場所がほとんどのため、ツアーで訪れることをおすすめします。
日常ではなかなか見ることができない虹色、レインボーな世界を堪能しに、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
- image by:May_Lana/Shutterstock.com(ヴィニクンカ山/ペルー)
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