旅は十人十色。外国人と日本人に聞いた「海外旅行」で求めること

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日本からの海外旅行先といえば、年間を通して暖かく過ごしやすい気候の「ハワイ」を思い浮かべることもあるのではないでしょうか。

しかし一歩、海外に目を向けてみると、ハワイに行きたいと思っている外国人の方は少なく、このフレーズも魅力ではなくなってくるかもしれない…という不思議が判明しました。

この度「じゃらんリサーチセンター」が、日本人および外国人(中国、アメリカ西海岸、イギリスにて、世帯年収のラインを設けて中間富裕層以上)に対し、海外旅行で求めることや体験したことなどについて調査を実施。

すると国によって海外旅行での目的の違いが明らかになってきたのです。早速、今回の結果をご紹介します。

日本人は他の国に比べると「気分転換」や「食」を目的とした旅行が多い傾向に

海外旅行の渡航国ランキング」を見ると、日本人は不動の人気ともいえるハワイが1位に。続いてアメリカが2位となり、それ以降の順位はアジア大陸を中心に、移動時間が短めの近隣国がランクインしました。

一方、アメリカ人は英語圏・同じ大陸内の国が上位に入る傾向となり、アジア大陸からは日本のみ8位にランクイン。イギリス人も同じく、同じ大陸内のヨーロッパに集中し、それ以外の大陸からはアメリカのみがランクインしています。

中国人は近隣アジア以外にもアメリカが1位、フランスと同率で日本が2位と、それぞれの大陸に幅広く渡航している傾向にあることがわかりました。

このように、日本では多大な人気のハワイですが、他国ではランク外となっていたりと、人種により魅力を感じる国が全く違っているのは、興味深いポイントです。

海外旅行における目的ランキング」では、日本人は「リラックスしたい」「日常から逃れたい」「ストレス解消したい」がランクインするなど、気分転換を求める傾向が強く、加えて他国の人と比べて「おいしいものを食べたい」が高くなっています。


「世界遺産を回りたい」「ストレス解消したい」は他の国では見られず、日本人のみランクインしているのにも注目です。

中国人は、「友達と楽しく盛り上がりたい」「買い物をしたい」が他の国より高く、アメリカ人のみ1位が「冒険心を満たしたい」となり、唯一「リラックスしたい」が1位にはなりませんでした。日頃からリラックスする方法を熟知しているのかもしれません。

イギリス人は上位6位中4つに同行者とのコミュニケーションを重視する結果がでており、4カ国の中では一番コミュニケーションを重視する傾向となっています。楽しい旅行中に、同行者とのやり取りにストレスを感じないためにも、重要な点だといえます。

渡航国を決定する重視条件ランキング」では、日本人の1位は「観光名所がたくさんあること」。2位は「食事がおいしいこと」となり、他の国よりも「食」について重視する傾向が強くなっています。

中国では逆に、日本人2位の「食事がおいしいこと」がランク外に。世界中でも愛される中華料理を日常的に食べている中国人の方々は、食以外の楽しさを求める傾向にあるのかもしれません。

海外旅行で行った体験ジャンルランキング」では、日本人のみ1位が「フード・ドリンク」に。

ここでもやはり「食」への関心が高いといえ、さらに他の国よりも「ショッピング」「イベント・スポーツ」が上位となっています。

中国人は他の国よりも「ゲーム・エンタメ・ナイトライフ」が上位となり、アメリカ人は圧倒的に「歴史・文化」が高い比率を占め、関心の高さが伺える結果に。

また、イギリス人は他の国よりも「特定の宿泊施設に泊まる」が上位となっています。

トップ3に注目すると、4カ国とも共通で「フード・ドリンク」「歴史・文化」「海・川」というランキングになりました。

さまざまな国の人が、様々な国へ旅行を行うなかで、国によって興味の違いがあることが判明した今回の調査。

文化や歴史によるものだけでなく、現在の生活習慣などにも直結している部分もありそうなこちらの結果を、海外旅行の際には参考にしてみてはいかがでしょうか。

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