まもなく「桜」のシーズン真っ盛り。春の風物詩でもある桜といえば、日本にしか咲いていないと思いがちですが、実は海外にも桜が咲き誇る絶景スポットがいくつも存在しています。
昨今では新型コロナウイルスの影響で海外の絶景スポットへなかなか出かけられない状況が続いていますが、今回は写真で楽しめる「世界各国の絶景お花見スポット」をお届け。コロナが落ち着いて、海外旅行が楽しめるようになったころの参考にしてみてくださいね。
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目次
- 1汝矣島公園/韓国・ソウル
- 2鎮海/韓国・昌原市
- 3阿里山/台湾・嘉義県
- 4タイダルベイスン/アメリカ・ワシントンD.C.
- 5ザ・メドーズ/スコットランド・エディンバラ
- 6ソー公園etc…/フランス・パリ
- 7王立公園/スウェーデン・ストックホルム
- 8ハイパーク/カナダ・トロント
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
汝矣島公園/韓国・ソウル
まずは日本からもほど近い、韓国の首都ソウルの「汝矣島公園(ヨイドコンウォン)」の桜から。
こちらは1972年にオープンした公園です。ツツジやレンギョウなど10種以上、約8万8,000本の花々が咲き誇るソウルでもNo.1のお花見スポット。
桜については、約1,800本の桜が2kmにわたって植えられており、毎年4月上旬には「永登浦 汝矣島 春の花祭り」が開催されます。
鎮海/韓国・昌原市
続いては、韓国の昌原市にある「鎮海(チネ)」です。ここは韓国の南部にある韓国最大の軍港で、もともとは鎮海市、馬山市、昌原市の3つに分かれていました。2010年に3市が合併し、鎮海市が廃止され、区へと変化します。
この地区には、日本統治時代に日本海軍が桜をはじめ桃や松などの樹木を植えました。その後、桜の名所として有名になり、毎年多くのかたでにぎわっているのだとか。
日本の敗戦後はいったん、桜は日本の国花として伐採されましたが、1974年4月には朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の命令などによって復活しました。
現在では、桜の本数は30万本を超えており、毎年3月末~4月初旬にかけて韓国最大の桜祭りである「鎮海軍港祭(チネグナンジェ)」が開催されています。
阿里山/台湾・嘉義県
台湾の嘉義県にある「阿里山(アーリーシャン)」も桜の名所のひとつ。正式には「阿里山国家風景区」といい、15もの山からなる国定公園です。
この山々のうち最高峰は標高は2,663mの大塔山で、この固定公園が設定されたのは日本統治下時代の1934年のこと。当時は、「新高阿里山国立公園」と呼ばれていました。
この公園では、樹齢1000年を超えるというタイワンヒノキが有名ですが、3〜4月には桜も咲き誇ります。桜の名所としても知られており、ソメイヨシノを見ることができます。
タイダルベイスン/アメリカ・ワシントンD.C.
アメリカの首都であるワシントンD.C.は、実は桜の名所として有名なスポット。なかでも、ポトマック川に隣接する入り江である「タイダルベイスン」は、「ポトマック河畔の桜」で知られています。
「ポトマック河畔の桜」の多くは岸に植えられています。1935年からは「全米桜祭り」が開催されており、第二次世界大戦による休止などがあったものの、現在でも春になるとソメイヨシノやカンザンを中心とした桜の鑑賞イベントが開催されています。
また、アメリカで桜といえば初代大統領であるジョージ・ワシントンのエピソードが有名です。
子どものころのジョージ・ワシントンが父親が大切にしていた桜の樹を折ってしまい、それを正直に父親に話したところその正直さをかえって褒められたのだとか。
そのせいかどうかわりませんが、ジョージ・ワシントンに敬意を表して「ワシントンD.C.」と名付けられたこのアメリカの首都には、1912年に日米友好の証として日本から贈られた約3,000本の桜が市内に咲き誇ります。
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