新元号になって初めての大型連休突入!行楽シーズン真っ只中ですが、みなさん、お出かけ先は決まっていますか〜?
「けいはんな記念公園」は今まさに新緑シーズン到来。これまでKYOTO SIDEでも、AKB48の横山由依さんのインタビュー記事や、紅葉ライトアップ特集などでご紹介してきた「けいはんな記念公園」。今回は、その魅力をじっくりお伝えします!!
「けいはんな記念公園」ってどんなとこ?
学術研究都市の中にある憩いの公園
「けいはんな記念公園」は、奈良との県境に位置する相楽郡精華町にあります。
けいはんな学研都市(関西文化学術研究都市)の建設を記念して整備された施設で、平成7年(1995年)に京都府立公園として開園しました。実は正式名称は別で、「京都府立関西文化学術研究都市記念公園」なんだとか。
周辺は、スタイリッシュな建物の国会図書館や大企業のビル、閑静な住宅街で、学術研究都市らしい景色が広がっています。
施設名が記された石碑を見ながら敷地内に一歩足を踏み入れると、世界が一変。外の幹線道路や住宅街は何処へやら? 緑に囲まれ自然いっぱいの世界に様変わり。
総面積は東京ドーム5個分!24.1ヘクタールの広大な敷地
「けいはんな記念公園」の総面積は24.1ヘクタール。およそ東京ドーム5個分。とにかく広いんです!
園内は有料エリアの、現代版回遊式庭園「水景園」と南山城地域の里山を再現した「芽ぶきの森」、そして無料エリアの「芝生広場」とざっと3つのエリアに分かれています。
公園事務所の壁には、園内の植物の開花状況などが手書きで書き込まれたマップが掲示されているので、ぜひ参考に!
「水景園」と「芽ぶきの森」へは公園事務所の券売機でチケットを購入し入園します(大人200円、小・中学生100円、シルバー割引あり)。各種パンフレットも設置されているので、もらっておくと便利。
園内をぐるっと1周してみました!
「けいはんな記念公園」企画運営部の藤永展さんに園内をご案内いただきました。
「水景園」のガイドは、一般のお客様向けのものもあるので、お願いしたい場合は事前に予約を。10分程度の無料のものから、30分1組3000円のもの、1時間程度で1組5000円のもの(いずれも入園料別)があるので、説明を聞きながら楽しみたい!という方はぜひ。
公園事務所脇の通路を進み、まずは「水景園」へ。「この先には何があるんだろう?」と期待を膨らませつつ、焦らすかのような、両脇に柵のある道を進んでいくと…。
「水景園」の見どころ
ドドーン!! 真っ直ぐに伸びる観月橋が現れます。幅4mの立派な歩廊橋。思わず写真を撮りたくなります。
「けいはんな記念公園」といえば観月橋!と言わんばかりのイチオシポイントが早々に出現し、この壮観な光景に一気にテンションが上がります。
観月橋上からの新緑の眺めはサイコー!
「紅葉シーズンの『紅葉谷』も綺麗でお客さんは多いんですが、ちょうど今が見頃の青紅葉も美しくてオススメです。
木々を上から眺めることってあんまり無いと思うので、ここからの眺めは稀少」と藤永さん。
水面からの高さ10m、長さ123mの観月橋。中秋の名月が昇る道に沿って架けられているというのも素敵。
橋の上からは現代風にデザインされた回遊式日本庭園が一望。見惚れてスマホやカメラを落とさないよう要注意♪
アイコン的存在といえる観月橋。橋を渡り、「水景園」をぐるっと一周すると、別角度からこんな風に見えます(写真上)。
格子状の骨組みがとってもアイコニックで写真映えしますよね〜。京町屋の格子をイメージしているんだとか。
さらに、観月橋の橋脚が丸見えになる場所も!真っ直ぐ伸びるシンメトリーなデザイン。この眺めもなかなかレアではないかと。
自然と人工物が調和した空間を演出
「水景園」含め、園全体を、南禅寺など京都の有名な社寺のお庭も手掛ける植彌加藤造園が運営、管理しているとか。
計算し尽くされたバランス、美しさを、そこかしこに感じることができます。
「水景園」の池(永谷池)、それを取り囲む四季折々の植物、里棚田といった自然、そして、歩いて渡ることのできる池の飛び石、棚田状の水盤。
園内には、棚田をはじめ段々状のデザインが随所に見られますが、これはここ、南山城地域の原風景をイメージしているんだとか。
段差、高低差があることからさまざまな角度から多様な眺望を楽しむことができます(エレベーターやスロープも設置)。端午の節句前後には鯉のぼりも。
そこに融合する、格子状のデザインが一際目をひく観月楼と観月橋。自然と人工物が見事に調和しています。
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