お土産はこれに決まり。スイスの地ビールと高級チョコレート

スイスと聞いて思い浮かべるのは、チーズにチョコレートにアルプス山脈といった、「グルメも景色も楽しめる国」ではないでしょうか。

スイス在住歴16年のメルマガ著者・Apfelさんが、チューリッヒの街で発見したお土産にピッタリな高級シャンパントリュフチョコレート地ビール、そして「セクセロイテン」という春祭りのリアルな様子などを、ご自身のメルマガ「スイスの街角から」 番外編~3つの文化に囲まれて ブログでは書けないあれこれで、紹介してくれています。

お土産としては高級?その価値ありなチョコレート

先日、チューリッヒの街を歩いているとき、ふと、目に留まったあるお店のショーウィンドウ。スイス・チューリッヒに本店を置く高級チョコレート、「Teuscherトイシャー)」のお店です。

東京の百貨店の中にも店舗が入っているこのお店、高級シャンパンのドン・ペリニヨンを練りこんで作られる、「シャンパントリュフ」が有名なチョコレート店ですが、店内には「シャンパントリュフ」 のほかにも、さまざまなタイプのチョコレートが並んでいます。

こちらのお店のチョコレート、実際に食べてみると、たしかに美味しいです。ほんの少し気になるのは、私がスイスにやって来た、16年前と比べると、「シャンパントリュフ」 の粒は、少し小さくなったような気もしています。お値段据え置きにするためには、これもやむを得ない、企業のご事情なのかもしれません。

ブログ本編ではこういったものをご紹介する際、あまり価格は記載しないのですが、今回は少しだけ公開。

上の画像の「Lake of Zurich」と名付けられたプラリネチョコのギフトボックス、250グラムで CHF 45フラン(45フラン=約4,900円)。500グラムは、なんと、CHF 79(79フラン=約8,600円)の高級品!チューリッヒの街の絵が描かれ、とても素敵なお土産にはなりそうですが、なかなか値の張るチョコレートです。

ちなみに、シャンパントリュフのスイスでの価格は、チラッとこちら。

高級チョコレートではありますが、チョコの価値がわかっていただけそうな方へ。もしくはお値段はさておき、美味しいチョコを喜んでくださりそうな、大切な方へ差しあげたいと思われる場合には、きっと最適な贈りものだと思います。


今日の私はひとまずお店の外から見学だけして、「MIGROSミグロ)」のチョコでティータイムです!(笑)

盛大なチューリッヒの「春祭り」が安全・無事なワケ

こちらは去る4月8日、チューリッヒの春祭り「セクセロイテン」が開催された日の、チューリッヒ・リマト川での画像です。

この日は、年に1度の盛大な春のお祭りを、安全かつ無事に行うため、警察官が川や湖の上のボートからも巡回していました。スイスは治安も良く平和なイメージの国で、実際に住んでいてもそう感じるのですが、やはり、ほかの国々同様、テロが絶対に起こらないとは限りません。

特に人々が同じ場所に集まる、お祭りの日や大きなイベントが開催される日などは、セキュリティーも一層強化されます。冬のクリスマスマーケットでも同様です。

セクセロイテン広場にも警察官と警察犬が、お祭り開始前の準備の段階から待機。

画像には写っていませんが、広場の周りはゲートで固められていました。これは、車の侵入を防ぐためです。正確には、ヨーロッパでテロが発生した際、トラックがいきなり暴走して、多くの人をはねて行くという事件が度々発生したこともありましたので、そういった不審車が侵入できないようにするためでもあります。

昨年訪れた、イタリア・ミラノのドゥオーモの周りにも、同じようなゲートが張られており、そちらには周辺に、銃を携えた警官も待機していました。万一の場合は、その場で銃を使用する可能性もありということです。

スイスでも、銃を携えてパトロールしている警官を、空港内や駅構内で時々目にします。日本ではちょっと考えられないシーンだと思いますが、外国に住んでいることを実感させられる瞬間でもあります。

実際にそれを使用する緊急事態がやってこないことを、願うしかありません。

地下水を生かした地ビールの味とは!?

チューリッヒ州のとあるビル内にブルワリービール醸造所)があります。かつてはオフィスとして使用されていた建物で、その場所に、チューリッヒ湖畔の街の地ビールを製造する会社が入っているのです!

建物の内廊下にある、一見ビルのなかの一室へと続くように見えるドア。そのドアを開けると、酵母の香りとも思えるビール独特の、プーンとするにおいが漂ってきます。

数年前までオフィスとして使用されていた場所は、現在は地ビール作りの工場で、直売もされています!

とあるライブではビール工場直送ならぬ、直ピックアップのできたてホヤホヤの地ビールが提供されました。

スイスでは普段、あまりビールは飲まない私ですが、せっかくなので、この地ビールを試飲してみたところ、軽やかな口当たりで風味があり、美味しい!! なかなかの美味です。きっとこの土地の水も良いのでしょう!

スイスではよく、どの銘柄の水(ミネラルウォーター)が美味しいか?と問いかけて、答えは、「蛇口の水」なんて答えも耳にします。

決してジョークではなく、蛇口から流れる水がスイスでは1番美味しいので、わざわざお金を出して、ミネラルウォーターを購入する必要はないと考える人もいます。

わが家は東京に住んでいたときからの習慣もあり、スイスでもミネラルウォーターを購入している派ですが、たしかに自宅の蛇口から流れる水は、匂いもクセも無く、美味しいと感じます。その味はまさに、天然ナチュラル水といったところでしょうか。

サンクトガレン州ラッパーズヴィルにある、別の地ビールブルワリーのオーナーと話をする機会があった際に聞いた話があります。

そのオーナーはいろんなタイプの異なる水を使用し、試行錯誤しながら、ビール造りを始めたそうなのですが、行き着いた先は、自分のご自宅の近くに湧く、地下水が1番美味しいことを発見。こだわりの地ビールを作りあげたのだそうです。そのビールを実際に味わいましたが、その美味しさに驚きました!

日本のご当地ビールも、とても美味しいものがありますが、スイスにも、大手企業の有名ビールのほかにも、ローカルな地域で、こじんまりと作られているビールは色々とあり、美味しいものがたくさん潜んでいるようです!

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