自噴の秘湯。岐阜の大自然を温泉で感じる、混浴露天風呂「新穂高の湯」

image by Masayoshi Sakamoto(坂本正敬)

自噴のお湯を大自然の中で楽しめる

image by Masayoshi Sakamoto(坂本正敬)

新穂高の湯は、湯温が35~40℃とあります。奥飛騨温泉郷観光協会の中西さんによれば、温泉の始まりは定かではないものの、今の形の原型ができた時期は昭和40年代(1965~1974年)との話でした。


もちろんそれ以前も、温泉はわき出していたと言います。しかし、少し前までは蒲田川の水が入り込み、どうしても温度が安定しないという状況が続きました。実際に以前、筆者も同地を訪れて、とても入れないと断念した日もありましたが、奥飛騨温泉郷観光協会の公式ホームページによれば、

<平成29年12月に改修工事を行い安定した湯温を保つことが可能となりました>(奥飛騨温泉郷観光協会の公式ホームページより引用)

とあります。先日、あらためて訪れてみると、熱いとは言えませんが、お湯の温度は確かに安定していました。多くの温泉ファンが納得して入浴を楽しめる温かさになったのですね。

橋の下に露天風呂が見える image by:Masayoshi Sakamoto(坂本正敬)

新穂高の湯は自噴です。温泉ファンからすれば、わざわざボーリングで地中深くから掘り当てたようなお湯ではなく、自噴というだけで価値が増すのではないでしょうか。

さらに泉質は単純泉です。くせがなく、無色透明で無臭、老若男女、誰でも安全に楽しめるお湯。入浴可能な期間は5月~10月と限られていますが、十分に露天風呂として楽しめる温度にはなっています。ドライブがてら、思い出作りにぜひとも立ち寄ってみてください。

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