義理堅いのは石川県、気になるマナーは?全国「お中元」大調査

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初夏の時期に届き始める楽しみのひとつといえば「お中元」。デパートをはじめとするさまざま場所でもお中元コーナーがスタートし、商品を見ているだけでも楽しくなってしまいますよね。

そんななか、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが、2019年の夏ギフト販売スタートにあわせ、独自に実施したお中元に関する調査結果を発表しました。

もらえるだけで嬉しいものと思いきや、意外と重荷になってしまっていることも…?知っているようで知らないマナーもあわせてご紹介します。

お中元文化が根強い都道府県は「石川県」。「意外と知らない贈る時のマナー」も

お中元をもらったことがある人が多い都道府県ランキングは、「石川県」が84%で堂々の第1位に。石川県の方々の義理堅さが、このような形で明らかになりました。

2位は島根県、3位は宮城県と長崎県という結果に。それぞれに、しっかりと季節のお中元を贈り合う習慣が根付いているようです。

喜んでもらえるかもとせっかく選んだお中元も、実は相手を困らせているケースがあるかもしれません。

「小分けされていない大きな品が届き、冷蔵庫に入れるために自分で小分けしなければならなかった」「調理の仕方が分からない品が届き、どう調理していいか分からずに困った」「新鮮な食材をもらったが、忙しくてその日のうちに処理できない…と困った」と、さまざまな本音が見え隠れしています。

「小分けされていない」「調理方法がわからない」「要冷蔵」とは逆に、貰って嬉しいお中元の要素としては、「小分け」「簡便」「常温保存ができること」がそろっていると、嬉しく感じることも明らかになりました。

小分けであれば望んでいないものが届いた際に無駄にせず誰かに配れること、また初夏という時期も関係していそうです。


意外と知らないお中元のマナーとして挙げられる物品の筆頭が「ハンカチ」。ハンカチの日本語表記である「手巾(てぎれ)」が別れを意味する「手切れ」を連想させるため、贈り物としてふさわしくないと判断されます。

また、喪中の時にお中元は贈っていいのか、贈ってはいけないのかというのも気になるもの。

お中元はお祝いではなく感謝の気持ちのため、自分と相手が喪中でも贈って問題ないというのが答えです。

お中元を贈る時期についても、正しいものを知っている人が減ってきているといわれています。

これは「タイミングには地域差がある」というのが答えで、東日本では新暦で考えられるため、お中元を贈る時期は7月初旬から7月15日までとなり、西日本では月遅れのお盆で考えるため、お中元を贈る時期は8月初旬から8月15日までとなっています。

お中元を贈るタイミングを逃してしまった場合、立秋までの正しい贈り方はご存じでしょうか。

贈る時期を逸した場合、立秋までは「暑中御見舞」とし、立秋を過ぎた処暑までは「残暑御見舞」として贈ります。

なお「見舞う」というのは相手より優位に立った意味合いとなるため、目上の方にはそれぞれ「暑中御伺(おうかがい)」「残暑御伺(おうかがい)」として贈るというのも、知っておきたいポイントです。

せっかくのお中元、贈る側もいただく側も嬉しくなるような、ベストなチョイスをしたいもの。商品の内容だけでなく、マナーもしっかりと知った上で、素敵なお中元を選んでみてはいかがでしょうか。

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