取材で京都府内のあちこちをかけめぐっているKYOTO SIDEライター陣が散策にぴったりのおすすめコースをご紹介!第4回は「竹の里 乙訓」エリアから、大山崎町をぐるりとめぐるコースです。
国宝の茶室や天下分け目の天王山、大山崎山荘など、たくさんの自然に癒されるスポットが満載です。どこも徒歩で移動できる距離なので、気軽にお出かけしてみましょう♪
①千利休が作った国宝・待庵を見学
②山崎の合戦の舞台!天王山ハイキング
③宝積寺で閻魔王とご対面
④近代建築・大山崎山荘でアート鑑賞
⑤大山崎 COFFEE ROASTERSでコーヒーをゲット
唯一現存する千利休作の茶室
侘び茶の知恵と匠の技術が融合された国宝「待庵」を見学
まずは、大山崎駅から徒歩5分の所にある臨済宗東福寺派の寺院・妙喜庵の「待庵(たいあん)」。こちらは千利休が作った、唯一現存する茶室なのです!利休の侘び茶の知恵と匠の技術が融合され、国宝にも指定されています。
ただし!妙喜庵は予約をしないと見学できないので、約1か月前から事前の申し込みが必要です。申し込みはこちらから→http://www.eonet.ne.jp/~myoukian-no2/
でも、「急に見に行きたくなっちゃった…。」という人もご安心を。大山崎町歴史資料館に「待庵」のレプリカが設置されています。間近で「待庵」を見られるチャンスです♪
「天下一の茶匠」と言われる千利休のクイズにも挑戦してみてください
https://www.kyotoside.jp/entry/20171104
あの「天下分け目の戦い」の舞台!
天王山で絶景&ハイキング
さて、お次は今回の目玉でもある「天王山ハイキング」です。天王山は標高270メートルの山で、待庵や大山崎駅から徒歩1時間ほどで山頂に着くので、体力に自信がない人でもチャレンジしやすいかも?
この天王山は本能寺の変の後の「天下分け目の戦い」で知られる、豊臣秀吉と明智光秀の「山崎の合戦」の舞台でもあります。合戦に勝利した秀吉は天王山山頂に山崎城を築造し、大山崎を城下町として保護。1年あまり居城としていたそうです。
光秀が主役の2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』でどのように描かれるのか楽しみですね♪
ハイキングといえばやっぱり絶景は見逃せません。山の7合目、三川合流展望台 (青木葉谷展望台:あおきばだにてんぼうだい)からは、南東には石清水八幡宮のある男山が見えます。その手前には木津川、宇治川、桂川の3河川が合流し、大パノラマが広がります!
8合目の旗立松展望台(はたたてまつてんぼうだい)にも撮影スポットが。写真は特別にドローン撮影をしていただきました~。