乙訓郡大山崎町で天王山ハイキング&美術館めぐり〜竹の里 乙訓ツアー〜
歴史ファンにはたまらない!?
豊臣秀吉ゆかりのスポットをめぐる宝積寺(宝寺)
さぁ、ハイキングを楽しんだら下山します。
天王山の登山口でもある宝積寺(宝寺)。ここは、一説によると山崎の合戦時、秀吉が本陣を置いていた場所といわれています。秀吉が一夜で建立したと伝わる三重塔や、秀吉が腰かけたといわれる出世石など、秀吉ゆかりのスポットもたくさん!
閻魔堂の中には迫力満点の5体の仏像が!閻魔王を中心に、脇侍には司命・司録という書記官のような役割をする仏像。前列には泰山府君(たいざんふくん)・五道転輪王(ごどうてんりんおう)も安置されています。ギラギラした閻魔王の目には水晶が入っていて、鎌倉初期に作られたと言われています。
それにしてもリアルですね…。
天王山ハイキングは60分、80分、100分の3つのコースがあります。体力と相談して挑戦してみてください。詳しくはこちらもチェック!↓
https://www.kyotoside.jp/entry/20170613
京都近代建築の美を満喫
レトロクラシックな大山崎山荘でアートに浸る
ハイキングの休憩もかねて、宝積寺から徒歩15分の大山崎山荘へ。
現在は「アサヒビール大山崎山荘美術館」として公開され、クロード・モネの『睡蓮』や河井寛次郎や濱田庄司、バーナードリーチなどのコレクションでも知られています。
大山崎山荘は実業家・加賀正太郎(1888-1954)氏が大正から昭和初期にかけて作った別荘です。設計は加賀氏自身といわれ、15世紀終わりから16世紀初めにかけてのイギリスで盛んに建てられたチユーダーゴシック様式。
写真の展示室は、当時はサンルームとしても使われていたそう。まるでヨーロッパのお城のダンスホールのような空間が広がります。
居間として使われていた山本記念展示室では、よーく見てください、装飾の一部のレリーフにはタケノコがほってあるんです!さすが竹の里・乙訓ならではの遊び心。
食堂だったテラスからはこんな素敵な景色が楽しめますよ。クロード・モネの作品のように、鮮やかな新緑に癒されます~。安藤忠雄氏が設計した「地中の宝石館」には、『睡蓮』の連作が展示されているので、ぜひそちらへも訪れてくださいね。
そろそろ小腹が空いてきた頃でしょう。こちらではケーキやアサヒビールなどがいただけます。ケーキは定番のワインケーキなどもありますが、企画展示に合わせた期間限定の特別ケーキも人気。
写真は6月22日~9月1日まで開催の企画展「ジョアン・ミロの彫刻―夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」をテーマにした「赤のケーキ」と「青のゼリー」です。
レトロクラシックな建物と、たっぷりの自然に身も心もリフレッシュできました!
※館内は「大テラス」と「庭園」のみ撮影可能。他は写真撮影不可です。ご注意ください。
もっと館内を見たい方はこちらもチェック↓
https://www.kyotoside.jp/entry/20180521