どうして春にヤるの!?日本とは違う海外の「お掃除」事情
まもなく一年に一度の大型連休「ゴールデンウィーク(GW)」がやってきますが、うまく休みをとることができれば2025年は最長で11連休になるようです。カレンダー通りであれば、5月3日(土)〜5月6日(火)までの4連休を楽しむことができますね。
そんな待ちに待ったGWですが、円安の時代。物価高の時代。せっかくの連休でも「お出かけは諦めようか…」と考えているかたも少なくないはず。
そんなときは、おうち時間を有効に使ってみるのはどうでしょう?やらなきゃいけないとわかっていても、ついつい後回しにしがちな家の掃除をスタートするチャンスでは?
そこで今回は、海外の「大掃除」についてご紹介していきます。日本で大掃除といえば年末に行うことが多いと思いますが、必ずしも年末にやらなくてはいけない行事ではありませんよね。
もしも「せっかくのGWなのにすることがないな…」というときは、海外の大掃除事情を参考にご自身の自宅もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
幸運を呼び込むために家の壁や床などを洗う/タイ

冒頭でもご紹介した通り、大掃除といえば日本では年末に行います。新年を迎えるにあたり、年末の一大行事のひとつでもありますよね。
いまの時代は、年末年始の休みがスタートしてから始める人がほとんどだと思いますが、もともとの話でいえば、神社仏閣などで12月13日に行われていた「すす払いの日」を一般の人たちが真似したところから日本の大掃除の歴史は始まったとされています。
しかし、大掃除を年始の正月にする国もあります。例えば、日本と同じアジアに属する仏教国のタイ。
タイではチャントラカティ(タイの旧暦)の新年に、有名な水掛け祭りが行われます。現地の言葉で「ソンクラーン」といい、アジア最大の水掛け祭りとして、世界中から観光客も集まっています。

もともとは仏像や仏塔、年長者の手に水をかけて清めるといった風習がスタートとなっているように、お清めが本来の目的です。
ソンクラーンの盛大な盛り上がりがチャントラカティ(タイの旧暦)の新年である4月13日〜15日(政府によって固定され、祝日とされた)の3日間、ハーブを混ぜた水がお寺や仏像に掛けられます。
同じ時期に、家を大掃除する人もいます。新年に幸運を呼び込むために、家の壁や床などを洗う人が多いみたいですね。