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まさかそんなことが…?カナダで日本人が感じたカルチャーショック

坂本 正敬
坂本 正敬
2019/04/14

海外の国に旅行したり、移住した際にカルチャーショックを受けたことはありませんか?そのカルチャーショックの内容は足を運んだ国によって大きく異なるのですが、例えばカナダであればどのようなカルチャーショックが待っているのでしょう。

今回はカナダに取材で入った筆者が、現地在住の日本人や現地で巡り合った日本人旅行者に聞いたカルチャーショックをいくつかご紹介したいと思います。

1.町中の公園で市民がスキーを楽しんでいる

町中でスキーを楽しむ人たち(ケベック・シティ)image by:坂本正敬

北海道の最北端近くを横切る北緯45°の線をたどって地球儀を回すと分かりやすいですが、カナダのほとんどの土地が、北海道の宗谷岬よりも北にあると分かります。太平洋側に面したバンクーバーなどは積雪が多くありませんが、バンクーバーからカナディアンロッキーを越えたカルガリー以東となると、やはり積雪が多い都市が一般的になります。

筆者は日本の北陸に暮らしているので雪に慣れていますが、日本の豪雪地帯に暮らす人とカナダの雪が多い地帯に暮らす人の最大の違いは、雪に対するスタンス

10月ごろのケベック州 image by:Kit Leong / Shutterstock.com

例えばフランス語が公用語でもあるケベック州の人たち(ケベコア)が、「Joie de vivre(生きる喜び)」という言葉を大切にしているように、カナダ人本人たちに聞いてみても、特にケベコアに人生を楽しもうとするスタンスが強いようです。

「どうせ冬の雪は避けられないのだから雪と大いに親しもう」というポジティブな考え方があると多くの人が口にしていました。

例えばケベック・シティの場合、町中の公園でもスキー板を持ち込んでスキーを楽しむ人が山ほど見かけました。モントリオールの場合はモン・ロワイヤル公園という町中にある山で、市民がスキーやスケート、スノーシューを当たり前に楽しんでいます。

寒いから、雪が降っているから家に閉じこもるのではなく、思い切って外に飛び出す、豪雪地帯に住む日本人も見習いたい姿勢ですね。

2.医療費が大人も子どもも完全無料

ケベック・シティにある「Le Monastere des Augustines」内の臓器の展示物 image by:坂本正敬

国民皆保険制度がある日本の場合、子どもの医療費は無料の自治体が一般的ですが、大人は3割負担などが基本ですよね。しかしカナダの場合、なんと医療費は大人も完全に無料。消費税を財源にした「メディケア」と呼ばれる保険制度があり、お隣のアメリカとは違い国民皆保険制度があるのですね。


地元在住の日本人ガイドの方によれば手術も無料で、あちこち無料で手術してもらった経験があると言います。カナダ人の年配の方に聞いても、あちこちの臓器を手術した経験があるとかで、全て無料だと言っていました。

ただ、国も膨張する医療費を抑えようと、基本的には最低限の医療サービスしか認めていない様子。手術をしても1泊して家に帰されるなどのケースもあるみたいですね。また日本と違って、歯科医院での治療は完全に自己負担になるため、歯医者での治療には大変なお金がかかると聞きました。

翻訳家/ライター。1979年東京生まれ、埼玉育ち、富山県在住。成城大学文芸学部芸術学科卒。国内外の紙媒体、WEB媒体に日本語と英語で執筆する。 主な訳書に『クールジャパン一般常識』(クールジャパン講師会)。

まさかそんなことが…?カナダで日本人が感じたカルチャーショック
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