北海道の夏といえば「ラベンダー」と想像する人も多いでしょう。テレビなどのメディアから映し出される絶景は、日本人なら一度は見てみたい風景ですよね。

そんな絶景スポットとしておすすめなのが、北海道中富良野町にある「ファーム富田」です。日本最大級のラベンダー畑を有しており、年間100万人の観光客が訪れる人気スポットです。そんなファーム富田の全貌をトコトンご紹介したいと思います。

夏限定の駅がある？ファーム富田への行き方

ファーム富田へはさまざまなアクセスがあります。ここで道外からお越しになられる方を対象にご紹介したいと思います。

バスの場合

ふらのバス（快速ラベンダー号）　1日7往復

旭川駅前 ⇔ 中富良野…約1時間20分（片道800円）

旭川空港 ⇔ 中富良野…約50分（片道690円）

中央バス（高速ふらの号）　1日7往復

札幌駅前 ⇔ 富良野駅前…約2時間35分（片道2,700円）

鉄道の場合

JR富良野線｢ラベンダー畑駅｣（ファーム富田から徒歩約7分）※夏季限定

JR富良野線｢中富良野駅｣（ファーム富田から徒歩約25分）

中でもおすすめなのが、夏季限定で下車可能な「ラベンダー畑駅」から行くことです。旭川－富良野間では夏季限定の「ノロッコ号」が運行しています。美瑛や富良野など、北海道の美しい原風景を見ながらゆっくりと走るノロッコ号は、とくに家族連れの観光客には大人気です。

色とりどりの花畑

ファーム富田では、時期に応じてさまざまなラベンダーを栽培しています。多彩な花が咲き誇る花畑は、どこから見ても美しいです。花は春～秋にかけて咲いており、長期間に渡り季節の花々を見ることができます。

とくに夏はおすすめで、敷地内のなだらかな丘から眺める十勝岳や富良野盆地の広大な景色は、美しい花々と合わさって最高の絶景を楽しむことができます。いくつかおすすめの景色をご紹介したいと思います。

トラディショナルラベンダー畑

見ごろ：7月上旬〜中旬

日本でも最も長い歴史があり、ファーム富田の原点ともいえるのが「トラディショナルラベンダー畑」です。その美しさはさまざまなメディアでとりあげられ、「富良野=ラベンダー」のイメージを定着させたスポットです。

トラディショナルラベンダー畑は敷地内の一番奥にあり、緩やかな丘を登っていきます。一番上まで登れば、富良野盆地の田園風景と十勝連峰の絶景を一望することができます。見ごろは例年7月上旬から中旬となっております。富良野を代表する風景なのでぜひ抑えておきたいスポットです。

花人の畑（はなびとのはたけ）

見ごろ：7月上旬～9月下旬

ファーム富田の入口付近にあるのが「花人の畑」です。多くの観光客はまずこの畑に咲く花々を見ることになります。この畑では主にマリーゴールドやビオラなど、春から秋にかけて長い季節花を楽しむことができます。

そのため、ラベンダーの季節から少し外れてしまっても花を楽しめます。富良野はラベンダーだけではないということを印象付けてくれる畑でもあります。

倖の畑（さきわいのはたけ）

見ごろ：7月上旬～中旬

花人の畑の隣にあるラベンダー畑が「倖の畑」です。「濃紫早咲」、「おかむらさき」、「ようてい」、「はなもいわ」など多くの種類のラベンダーがあり、紫のグラデーションを楽しむことができます。訪れる人々に心の安らぎと倖せを与えられるよう願いを込めて「倖の畑」と名付けたとのことです。

森の彩の畑

見ごろ：7月中旬～下旬

ファームの一番奥にある「森の彩りの畑」は、その名の通り森に囲まれた畑です。ほかの畑と違ってより自然と調和がとれた畑になっております。

丘の斜面に鮮やかに咲くラベンダーの紫と、森林のグリーンとのコントラストがなんとも美しいです。頂上からは十勝連峰も見渡すことでき、園内屈指の絶景ポイントとなっております。

絶品グルメを堪能しよう

ファーム富田は、花畑だけではありません。園内にはラベンダーを使った商品（香水など）が販売されていたり、地元で栽培された野菜を使った料理やフルーツを味わうことができます。とくに絶品なのがカレーです。花畑に隣接する「とみたメロンハウス」では地元の食材を使ったカレーが大変人気を博しています。

ほかにも地元で採れた「富良野メロン」も最高です。北海道でメロンといえば夕張メロンのイメージが強いですが、富良野メロンも負けておりません。果肉の濃厚な甘さは、口の中でどこまでも広がり思わず笑みがこぼれてきます。

ファーム富田は、北海道の原風景ともいえる美しいラベンダーを見ることができます。特に7月は大変見ごろになっており、ラベンダーだけでなく、絶品グルメも堪能できます。「これぞ北海道」を体験したければぜひファーム富田を訪れてみてはいかがでしょうか？

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