レストランなどでの食べ放題の形式「バイキング」、実は8月1日に「バイキングの日」と記念日設定されるほど、すっかりおなじみになっています。この言葉は日本オリジナルで、その発祥の地が東京・日比谷の帝国ホテルだったことをご存じでしょうか。
そしてこのバイキングの日を記念したフェアを、「『バイキングの日』記念スペシャルデイズwithザ・シャーウッド台北」と題し、帝国ホテル 東京本館17階にある「インペリアルバイキング サール」にて、8月1日〜4日までの4日間限定で開催されます。
帝国ホテルが発祥の「バイキング」、その歴史
いまでは当たり前のように使われる「バイキング」という飲食スタイルですが、この言葉は帝国ホテルが発祥の地なのです。
1957年、新館建設のために新しいレストランを模索していた当時の帝国ホテル社長、犬丸徹三氏が好みのものを自由に食べるスカンジナビアの伝統料理「スモーガスボード」に出会います。
“好きなものを好きなだけ”食べるスタイルに注目した犬丸氏は、早速、ホテルリッツ パリで研修中だった村上信夫氏(後の第11代料理長)に研究を命じ、翌年の8月1日に、日本初のブフェレストラン「インペリアルバイキング」を誕生させました。
この「バイキング」というネーミングは、開業当時話題の海賊映画「バイキング」から着想を得たもので、北欧という国と海賊という豪快なイメージがまさにぴったりだということで採用されたのです。これが、いまから61年前の出来事です。
開店したレストランは昼1,200円、夜1,500円と、当時の宿泊料金と変わらないものだったにも関わらず、「待ってでも食べたい」と、行列ができるほどの盛況ぶりだったといいます。以来、「バイキング」という言葉が、“食べ放題”の代名詞として全国に広まっていったのです。
インペリアルバイキングはその後、2004年にお客様の前で料理を仕上げるオープンキッチンを導入し、「インペリアルバイキング サール」としてリニューアル。昼は日比谷公園の美しい緑を、夜は東京の夜景を楽しみながら、約40種類もの本格的な料理と贅沢な時間を楽しむことができます。
誕生から50年を迎えた2008年には、オープン記念日の8月1日を「バイキングの日」と制定。そして今日に至ります。
8月1日から4日まで。期間限定のスペシャルフェアを開催
“好きなものを好きなだけ取って味わう”「バイキング」スタイルが始まった帝国ホテルでは、2019年8月1日(木)から4日(日)までの期間限定で、「『バイキングの日』記念スペシャルデイズwithザ・シャーウッド台北」を開催します。
今回のフェアは、台湾・台北の名門ホテル「ザ・シャーウッド台北」から、台湾国内において高い評価を得ている高鋼輝(コウ・カンフェイ)シェフを招き、台湾料理の絶品メニューを思う存分に楽しめます。
気になるメニューは、牛肉の美味しさを楽しむために、食べる直前にスープを注いでいただく「牛肉麺」や、お祝いの席で欠かせない「桃饅頭」、「鶏のネギソテー」、サクサクの食感が楽しめる「ローストクリスピーポーク」、「ピータンと卵の野菜炒め」、「豆腐とチリガーリック添え」の全6品は外せません。
そして、いま日本中で大ブーム中の「タピオカミルクティー」も用意。いずれも、「インペリアルバイキング サール」のメニューと合わせて提供されます。
また、9月18日(水)から20日(金)の3日間のランチ・ディナー限定で、今年4月に帝国ホテル 東京料理長に就任した杉本雄シェフによるフランス料理のオリジナルフルコースメニューを、「ザ・シャーウッド台北」のレストラン「トスカーナ」で提供するフェアも開催予定です。
この機会に、ぜひバイキングの発祥の地で、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 帝国ホテル 本館17F ブッフェレストラン「インペリアルバイキング サール」
- 東京都千代田区内幸町1-1-1
- 予約・問い合わせ:03-3539-8187
- 日比谷/有楽町/銀座
- 料金:ランチ(11:30〜14:30) 平日5,800円、お子様3,500円・土日6,500円、お子様3,900円/ディナー(17:30〜21:30) 平日8,200円、お子様5,000円/土日9,000円、お子様5,400円(※いずれも消費税込、サービス料別/お子様料金は4〜12歳)
- 開催期間:2019年8月1日(木)〜4日(日)
- 公式サイト
- image by:帝国ホテル
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