世界一美しい「スターバックス」も。日本全国のリージョナルランドマークストア6選

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世界はもちろん、日本各地に進出しているスターバックス・コーヒー。通常店舗はトータルデザインされており、どこの店舗でもすぐに「スタバ」だとわかりますよね。

近年では通常店舗と異なる「スターバックス リージョナル ランドマーク ストア」と呼ばれる、個性的でデザイン性に優れたコンセプトストアも増えてきました。

そこで今回は日本全国にある、代表的なスターバックスのコンセプトストアを紹介していきます。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

環水公園店/富山県富山市

運河沿いの土手の傾斜を生かした場所に立地しているimage by:坂本正敬

富岩運河環水公園にある、「世界一美しいスタバ」と評された「環水公園店」。同店のオープンは2008年。公園内への出店が発表された2008年4月には地元の新聞社が社説に取り上げるほどの期待を集めました。

正式オープンすると、スターバックス社の社内審査で行われるストアデザインコンテストで最優秀賞を獲得。

店内のガラス窓の開口部からは、運河の様子が一望でき、水と緑豊かな環境に癒されること間違いなしです。

鎌倉御成町店/神奈川県鎌倉市

漫画家、横山隆一氏の邸宅跡地に建てられたのが平屋の「鎌倉御成町店」。漫画『フクちゃん』で知られる同氏の家は、漫画家たちが集まるコミュニティでもあり、同店も高い天井を持つ開放的な空間。地元の人々が集まりやすい雰囲気を生み出しています。

屋外にはプールに面した軒の長いテラスが設けられており、桜の木や藤棚を眺めながら、ゆったりと過ごすことができます。

京都二寧坂ヤサカ茶屋店/京都府京都市

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2017年にオープンした「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」。場所は清水寺へと続く二寧坂(二年坂)にあり、伝統的な趣を感じる日本家屋の店舗です。


店内には座ってドリンクを楽しめる畳の間が3カ所併設。さらに和紙で作られたオリジナルのアートが飾られており、日本ならではのわびさびを感じられるデザインが特徴です。


神戸北野異人館店/兵庫県神戸市

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異国情緒が魅力で、多くの観光客を集める神戸の北野異人館街。1907(明治40)年に建築された木造2階建ての洋館が丸ごと店舗にしたコンセプトストアが「神戸北野異人館店」です。

震災後に移築・再建され、現在では文化庁から登録有形文化財に指定されています。建物だけでなく、インテリアの面でも部屋ごとに異なる調度品が設置されるなど、凝った意匠が特徴です。座る席によって、異なる雰囲気が楽しめるようになっています。

出雲大社店/島根県出雲市

出雲大社参道入口、勢溜の大鳥居の前に位置する「出雲大社店」。縁結びの神さまで知られる出雲大社らしく、店舗コンセプトは「和と洋の縁結び」です。

出雲大社の大注連縄の垂れをイメージした照明、出雲勾玉をかたどったテーブルなど、出雲ならではデザインが特徴的。意匠がいたるところで目を引きます。

太宰府天満宮表参道店/福岡県太宰府市

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太宰府天満宮表参道店」は新国立競技場の設計者であり、日本を代表する建築家である隈研吾氏が手掛けました。入口は角材を組み合わせたオブジェで囲まれており、店内も角材を天井から壁にかけて斜め格子に配置。

木という和のテイストを取り込むことで、伝統と現代の融合が図られています。また店の奥庭には、太宰府のシンボルである梅の木が植えられています。

今回ご紹介した他にも、全国各地にはたくさんのリージョナル ランドマーク ストアがあります。

どちらも日本の各地の象徴となるスポットに建築されているため、地域ならではの魅力をたっぷりと感じられる店舗です。各地のスタバを訪れた際は、その地域の歴史や伝統、文化の素晴らしさを再発見してみてはいかがでしょうか。

  • 参考:スターバックス「リージョナル ランドマーク ストア
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