スロバキア東部にある世界遺産「スピシュスキー城」。大草原の丘の上に建つその巨大な城は、13世紀初頭にタタール人の襲撃に備えて造られたもので、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』に登場するお城に似ていると話題になりました。
そこで今回は、スロバキアで人気を集める古城をはじめとした話題の観光スポットをご紹介します。
まるで映画の世界。美しい世界遺産「スピシュスキー城」
世界遺産に登録されている「スピシュスキー城」は、スロバキア東部のスピシュキー・ポドフラディエという小さな街にあります。ただ、実はあまりアクセスが良くありません。そのうえスピシュキー・ポドフラディエ自体にあまり宿泊施設がなく、近隣の街からバスで向かうことになります。
スピシュスキー城の近隣にある街として、候補としてあげられるのが、バスで約20分程度の場所にあるレボチャ。2009年世界遺産に登録されているとても美しい街です。スピシュスキー城とあわせてぜひ訪れてほしいスポットですが、こちらもレボチャへ行くにもとても時間がかかり、首都ブラチスラヴァからバスで約7時間もかかってしまいます。
そこで筆者のオススメは、スロバキア第2の都市コシツェから向かうルート。城までバスで約2時間ほどかかりますが、コシツェには空港があるため近隣諸国からアクセスしやすいのが特徴。また近くにはバルデヨフという世界遺産の街もあり、観光の拠点にすると良いでしょう。
城までの道のりを楽しもう
スピシュキー・ポドフラディエに到着すると、スピシュスキー城はどの角度からも見ることができます。街のなかを抜けていくと、城までの登城道が見えてきます。
とても簡素であまり整備もされていなさそうな土道でかなり閑散とした景色が広がっています。
道中からの街にはロマンティックな景色。季節によっては菜の花が草原に咲き誇り、牧歌的で美しい街並みが広がります。まさにこれぞヨーロッパンの田舎風景といった景色です。
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