スイスの名物グルメと聞かれたら、チーズを浮かべる人も多いのでは?でももうひとつ欠かせないものといえば種類豊富なチョコレートです。歴史あるメーカーがさまざまありますが、試食や体験ができるチョコレート工場も多くあります。
今回は、スイス暮らしのプロであるojoさんが、チョコレート工場に行った思い出話を紹介してくれました。
試食に体験など、チョコレート三昧な工場見学
秋らしいカラリとしたいいお天気が続いたかと思うと、冷たい雨が降る日がある近頃のスイス。週末に雨に降られると、外出先も屋内に限られてきます。
先週末も雨に降られ、子どもたちが行きたがっていた動物園はお預け。外出するのはやめようかと思っていると…。「チョコレート工場に行きたーい!!とペマコ。「Frey(フレイ)のチョコレート工場がいい!!」とタマオ。
Freyねぇ…。これは以前のメルマガでもご紹介した、チョコレートの試食コンベアやチョコレートファウンテンがあるところです。子どもたちにとってはチョコレート食べ放題の夢の国なんですが…そんなに短期間で何度も行くところでもないのです。
チョコレート好きの我々一家はFreyではなく、行ったことのないチョコレート工場へ行くことに。いろいろと調べていたダンナさまが、「Maestrani(マエストラーニ)のチョコレート工場はどう?ボクもあんまり知らないけど」…あんまり知らないのに「どう?」ってどうなの?!『マエストラーニ』なんて聞いたことないけど…。
そう思っていると、「このチョコレートを作っているところ!」と写真を見せてくれました。
これ、スーパーでも見かけるチョコレートなんです!でも、『マエストラーニ』という会社名は知りませんでした。なんでも1852年創業とのことで、結構昔からあるチョコレートの会社のようです。
スイスの有名なチョコレートメーカー『カイエ』の創業が1819年(現存するスイスで一番古いチョコレート工場)、『リンツ』の創業が1845年、『レダラッハ』が1962年ということを見ると、有名どころにも引けをとらない歴史をもっているのです。
また、マエストラーニはオーガニックのカカオでチョコレートを作っているそうです。そのカカオの産地はボリビアなど南米のフェアトレードのものを使用。こだわりをもった製品を生産しているんですね。
早速、マエストラーニのチョコレート工場へ。チューリッヒ郊外の我が家から、車で片道約1時間ぐらいでしょうか。
古いボーリング場のようなエントランス。
中に入るとカウベルの装飾があります。「スイスのミルクを使っています!」アピールかもしれません。ちなみに、ミルクチョコレート発祥の地はスイスなんですよ。
入場料(※2019年9月現在)
- 大人(17歳から):14CHF(約1,530円)
- 6歳~16歳:8CHF(約870円)
- 学生・年金受給者:10CHF(約1,090円)
- ファミリーチケット(MAX5名まで、うち大人2人まで):34CHF(約3,700円)
我が家はファミリーチケットでの入場です。
入り口にあるこの機械。どうやら顔写真を撮って…。
ここに顔が映し出されるようなんです。
「ニコニコしたら写真撮るみたいよ」と、なんだかダンナ様が楽しそうだったので、私もやってみることに。しかし、いくらニコニコしても起動しない機械。地顔が怒り顔の私。笑顔と認識されなかったのでしょうか…。私の無駄なニコニコ返して!
そんなこんなで、展示室への扉が開きました。まずはフィルムを見てから先に進めるようです。
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