ガンダムにザクも出現。実はロボット聖地の「稲城市」を探索

近年、海外でも人気が高い日本のアニメーションですが、そのアニメーションの人気の一端を担うのがロボットです。

アニメのなかに登場する巨大ロボットは、いつの時代でも子ども、そして大人の憧れ。そうした巨大ロボット人気を不動のものとしたアニメが、『機動戦士ガンダム』でした。

今回は、そのガンダムをデザインしたメカニックデザイナーである大河原邦男氏の出身地である東京都稲城市に、ロボット探索に行ってきました。

東京都稲城市は、実はマニアも楽しいロボット天国だった

稲城長沼駅 image by:梅原慎治

稲城市でロボット探索ってどういうこと?と思われるかもしれませんが、稲城市は大河原邦男氏とコラボレーションして、“メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト”という企画を行っているのです。

その目的は、大河原邦男氏のデザインを感じさせる作品を稲城市内に設置することや、メカデザイナーズサミット等のイベントを開催することで、子どもや家族に魅力的な街づくりを行い、生き生きとした街を目指すというもの。

また、こうしたプロジェクトを通じて稲城市の魅力を向上させることで、地域の活性化や観光事業の推進、さらに定住者の増加に繋げていきたいという望みが込められているそうです。

いなぎ発信基地ペアテラスの売店エリア。image by:梅原慎治

そうしたプロジェクトの一環として、2016年にJR南武線の稲城長沼駅の高架下にオープンしたのが、「いなぎ発信基地ペアテラス(以下、ペアテラス)」でした。

ペアテラスは近隣商店街等との連携と共に、稲城の観光情報の発信や特産品販売を行っています。ちなみに、稲城市の特産品として特に有名なものは“”。

その栽培の歴史は古く、なんと約300年前からになるそうです。現在の生産量は年間1,000tにもおよび、都下最大の生産地となっています。


なおペアテラスには、地元の食材を使用した軽飲食ができるカフェコーナーも設置されていますよ。

シャア専用ザク(左)と、ガンダム(右)image by:梅原慎治

このペアテラスの前には、高さ約3.6mの巨大なガンダム(RX-78-2)と、シャア専用ザク(MS-06S)のモニュメントが展示されています。

40年程前のデザインにも関わらず、古さを感じさせませんね。image by:梅原慎治

アニメの設定ではガンダムの高さは約18mとされているので実物の1/5のサイズですが、十分に巨大です。

ガンダムといえばお台場に実物大のモニュメントが展示されていますが、ガンダムとシャアザクの2体そろって展示されているということに、特別感を覚えますね。

近くで見ると迫力があります。image by:梅原慎治
いなぎ発信基地ペアテラスのカフェエリア。image by:梅原慎治
テーブル席に座りながらガンダムとシャア専用ザクを見ることができます。image by:梅原慎治

さらにこのペアテラスのモニュメントの利点は、自撮りする際に自分を把握できるサイズに写し込みつつ、モニュメントの全身を写真に収めることが可能な点。つまり、映える自撮り写真が撮れるのです!

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