なぜ東京は「新盆」が多い?地域別に見るお盆の時期や習慣の違い

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あなたの家、お盆に何を準備する?

「あなたのお家でお盆に準備するものは?」という質問で1番多かったのは、線香やロウソクなどの仏具でした。お盆に先祖の供養をする人であれば、どんな地域や家でも準備する必須アイテムだといえますね。

2位以下には、お供え用のお菓子やお花、果物やジュースが続いています。また、なかには「訪問者用のお茶請け」、「盆棚飾り」、「お坊さんの手配」等を準備するという回答も。家庭によって、お盆に向けた準備の度合いに少しずつ変化があることがわかります。


みんなのお盆の予定は?

本アンケートは2019年4月25日から7月8日に実施したものですが、「今年(昨年)のお盆休みの予定は?」という質問では、意外にも「特になにもしない・休みがない」と答えた人は約70%以上となりました。長期休暇時期でもありますが、お盆は家で静かにご先祖様の供養をする人が多いのかもしれません。

今回ご紹介した調査では、お盆の時期は宗派のほかに住んでいる地域や暮らし方によっても差があることが見えてきました。特に特徴があったのは東京と沖縄で、東京では1カ月早く、沖縄では1カ月遅くお盆の行事を行うということをふまえると、旅行のスケジュール調整の参考になりそうです。

またさまざまな地域から人が多く集まるからこそ「東京に伝統的な慣わしはない」という、思わずイメージしがちな固定概念も、今回の調査から覆り、しっかりとしたお盆の伝統が東京にも根付いていることがわかります。1年に1度の習慣を大切に守っていく家庭は、現在もしっかりと存在しているのですね。

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