2年に1度の車の祭典「東京モーターショー」。2019年の今回は、展示車両、展示品のみでなく、会場自体にも話題性があります。東京オリンピックと同様に、会場をコンパクトに分散化しての展示が行われているのです。
具体的には、前回の東京モーターショーの会場である東京ビッグサイトを中心とした有明エリアと、夢の大橋を介して隣の島に位置する青海エリア、そして両エリアを繋ぐオープンロード(OPEN ROAD)から構成されています。
また、有明エリアは、ARIAKE EXHIBITION(東京ビッグサイト西-南展示棟)と、DRIVE PARK(TFTビル横駐車場)に、青海エリアは、AOMI EXHIBITION(東京ビッグサイト青海展示棟)と、FUTURE EXPO(MEGA WEB)に、それぞれ分かれています。総合すると5つの会場から構成される、過去最大規模のイベントなのです。
2019年10月24日から2019年11月4日(月)と長期間で行われる同イベントは、周り方や見る場所を絞るなど工夫をしなければ、限られた時間で見て周ることは難しい…。
そこで今回は、一足先に10月23日のプレスデーに参加し、ARIAKE EXHIBITION/OPEN ROAD/AOMI EXHIBITIONに絞って順に周ってきました。その見どころと、押さえておきたいポイント。さらにショーを彩るコンパニオンのみなさんを写真でご紹介します。
やはり気になる各社のコンセプトカー
東京モーターショーといえば、昔から各社が先端技術を詰め込んで作った未来の車、コンセプトカーを見るのも楽しみのひとつです。一概にコンセプトカーといっても、市販化を見据えているものから、未来感が全面に押し出されているものまでさまざま。順に写真で見ていきましょう。
スズキ
スズキといえば軽自動車!というイメージがあるかもしれません。コンパクトな車を中心に生産しているスズキは、コンセプトカーもコンパクトで、カワイイものが多いことが特徴ですね。
三菱自動車
三菱自動車の今期のコンセプトカーは、大柄なSUV電気自動車。内外装共に豪華な雰囲気を醸し出していました。新型デリカD5に倣う、いわゆるオラオラ顔のフロントフェイスが主体のラインナップになっていますね。
ヤマハ発動機
ヤマハ発動機には、まるで月面探査機のようなビークルや電動スクーターなどのコンセプトカーが勢ぞろい。またNIKENをフラッグシップとして、リバーストライクと呼ばれる前2輪、後1輪の三輪ビークルに力を入れていることが伺えます。
日産自動車
日産自動車のコンセプトカーは、ミニバンとSUV。エッジをきかせつつ丸みを持たせるシャープなデザインと、メタリック調のカラーリングがスタイリッシュな未来感を醸し出しています。
ホンダ
電気化に力を注ぐようなコンセプトカーが展示されているホンダ。アイデア的な展示では、NVANにガチャを満載した「ガチャVAN」がユニークでした。
また、最近公道でも見かけるようになったNSXのほか、バイクブースも広くとられているのが特徴です。