みなさんは幼少期、友だちとなにをして楽しんでいましたか?鬼ごっこやドロケイ、それともままごと?
振り返れば懐かしく楽しい遊びばかりでしたが、やっぱり誰もがハマったといっても過言ではないのが、「テレビゲーム」ではないでしょうか。
そしていま、「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」や「NINTENDO64(64)」に「PlayStation(プレステ)」など、思い出のある懐かしの“レトロカセット”を集めるコレクターがいるのだそう。そして数多くいるコレクターのなかでも、一風変わったカセットを集めているかたを発見!
集めているものはというと、カセットの裏表に幼心ながら「無くさないように」とマジックペンで名前を書いた、「名前入りカセット」なのです。コレクターといえば、“美品”を集めているイメージですが、なぜ、名前が入っているカセットを集めるようになったのでしょうか。
そして今回、この“名前入りカセット”を集めている「名前入りカセット博物館」と、フライハイワークス株式会社の自社ゲームが自由に遊べるカフェ「フライハイカフェ」がコラボレーション。カルチャーの街・秋葉原にて「名前入りカセット展2019」としてスタートしました。
実は2019年12月8日までの開催予定でしたが、大盛況のため2019年12月22日(日)までの延長が決まったのです。さっそく、気になる全貌をのぞいてみましょう。
※このイベントは終了しました。ぜひ写真でお楽しみください。
そもそも「名前入りカセット」を集めたきっかけは?
幼少期からゲーム好きだったという「名前入りカセット博物館」の館長さん。小さいころは、誕生日プレゼントやサンタさんに頼んでカセットをゲットしていたそうですが、大人になったいま、昔買えなかった懐かしのファミコンカセットを中心に集めるコレクターになったそうです。
集め始めた当初は、きれいな状態に保たれた“美品”を探し回っていたそうですが、そんなとき3つの壁にぶち当たり、コレクター卒業の危機が訪れます。
- 壁1.どんどん集まってくると、求めているものが見つからない!
- 壁2.プレミアム品も欲しいけど…高すぎる!
- 壁3.「タイトル全制覇!」の目標をすでに果たしているコレクターを見かけたとき、やる気喪失…
そんなとき、旅行好きの館長がアメリカ・サンディエゴのゲームショップに訪れた際、英語の名前が書かれた「NES(ファミコンの海外版)」を発見。この出会いが壁を乗り越える“カギ”となったのです。
初めは「名前が書かれたカセットなんて…」という思いで手に取ったこのカセット。でもこの“名前入り”にはなにかストーリーが隠されているんじゃないか。ある意味価値のあるものなのではないのか。
そう気づいたときには「思い出のカセットをもう一度、持ち主の手に帰したい!」という思いが芽生え、館長さんのコレクターライフが新たにスタートしました。
大盛況の「名前入りカセット展2019」で、おもしろカセットを発見
ジャパニーズカルチャーが詰まった街・秋葉原にて2019年9月にオープンしたのが、フライハイワークス株式会社の自社ゲームが自由に遊べる「フライハイカフェ」。その同店で開催されているのが「名前入りカセット展2019」です。
店内一面の壁を埋め尽くしているのは名前入りカセット。懐かしの大人気ゲームからマイナーなゲームまで、その数なんと1,000以上もあるそうです。当時あまり人気ではなかったゲームが、いまでは貴重なんだそう。
きれいに並ぶカセットたちに、名前が書いてあるのが見えますか?飾り方を見ればわかるように、ゲームの質というよりも、名前がどのように書かれているかどうかが、大事なポイント。
名前が書かれているものはもちろん、これだけ数がそろうとさらに面白い一品もあるようで、今回は館長のおすすめカセットを教えていただきました。
「マツモトヒトシ」「1泊200円」?おもしろカセットも発見!
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