懐かしくもストーリー感じる「名前入りカセット展2019」が深くて面白い
「1泊200円」?それってどういう意味なんだろう…。
よーく見てみると…ん?なんか見覚えのある名前の数々。持ち主が気になるところですが、いまだ持ち主からの連絡はないそうです。早く見つかりますように!
また、名前ではなく「1泊200円」と記載されたカセットを発見!これこそ、一体どういう意味なんでしょうか…。ちなみに館長さんの予想はというと、「1泊200円でカセットを貸していたのではないか」だそう。たしかにあり得る!!みなさんはどんな意味だと思いますか?
そして、なんだかほっこりする「S62.3.12 バースデイプレゼント」と書かれたカセット。館長さん予想は、「両親から贈られた誕生日プレゼント」。やっぱり名前入りカセットには、ストーリーがあるような気がしますね。
ほかにも、自機が無敵になる「隠しコマンド」が書かれているものや、ゲームをプレゼントした相手(好きな人?)に書いた手紙が挟まれているものまで。書かれてあるワードを見てストーリーを想像するのも、楽しみ方のひとつかもしれませんね。
実際に持ち主に戻ったカセットはあるの?
同イベントの一番の目的である持ち主への返却。「名前入りカセット博物館」の公式サイトには、ゲームタイトルや書かれている名前などで検索できるページが用意されています。(検索ページはこちら)もし自分のカセットかもと思ったら以下3つの条件が必要です。
- 返却は手渡しで(イベント会場またはお届け)
- あなたの思いの額で買い取り
- カセットにまつわるお話をサイトにて公開させてくださる方
ちなみにいままで「私のカセットです」と名乗り出てくれた方は、女性を含む全5人。そのうち手元に戻ったのはたったのひとつと、意外に名乗り出ても受け取らない人が多数だそうです。
理由としては、個人情報の流出を不安に思う方や「ファミコンがないから」というまさかな声も。昔はがっつりカセットに名前を書いていたのに対して、いまでは個人情報の流出問題があがる…時代の変化を感じますね。
上の写真のカセットは、海外でゲットしたものたち。日本では多くの家庭でカセットに名前を書く習慣があったと思いますが、海外でもこの習慣があることに驚きでした!「Betty」と書かれたカセットにまつわる館長さんの面白バナシがあるので、聞いてみるのもおすすめです。
ファミコン以外にも64や「ゲームボーイ」の名前入りカセット、あえて名前を隠すために貼られた中古ショップのシールつきカセットコレクションなども保管されています。ゲーム好き、レトロ好きにはたまらない空間ですね。
日本のレトロゲームは海外からも人気があり、「海外にある有名美術館での展示」が今後の目標だという館長。夢に向かって、さらにビッグになる予感がしますね。
コレクションに対する想い、持ち主に届けたいという館長の熱い想いが詰まった「名前入りカセット展2019」。2019年12月22日(日)までの延長開催なので、行きそびれたという方、初めて知ったという方も懐かしのカセットを探してみてはいかがでしょうか?
- 名前入りカセット展2019
- 東京都千代田区神田和泉町1-6-7
- 090-8814-1190(フライハイカフェ)
- 秋葉原
- 入場料:無料
- 期間:開催中~2019年12月22日(日)
- 平日16:00~21:00/土日12:00~21:00
- 名前入りカセット博物館/フライハイカフェ
- image by:編集部
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