歴史が流れてきた水上の絶景を巡る。世界で注目の「美しい運河」7選

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2026/03/18

船が通るための水路として世界中に存在する「運河」。かつては観光スポットとしてあまり注目されていませんでしたが、近年は失われつつある運河が新たな観光地として人気を集めています。

世界各国には、その土地ならではの歴史や文化を持つ個性豊かな運河が点在しています。クルーズツアーや世界遺産登録など、さまざまな形で観光客を魅了するこれらの運河の魅力をご紹介します。

パナマ運河/パナマ

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まずは、運河といえば多くの人がここを思い浮かべるであろう、有名なパナマの「パナマ運河」です。太平洋とカリブ海をパナマ運河は、全長約80km、最小幅91m、最大幅200mの規模を誇り、世界三大運河の一つと言われています。開通は1914年で、10年の歳月をかけて建設されました。

しかし、本当の歴史は1534年にまでさかのぼります。当時、パナマはスペインの植民地であり、スペインの構想によるものが最初とされています。

その後、フランスが参入しますが、挫折し、結局アメリカによって建設されました。そして、アメリカが管轄していましたが、1999年にパナマに返還されました。2016年には拡張工事も行われています。

リドー運河/カナダ

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カナダの首都・オタワ市にある運河「リドー運河」は、オタワ市とオンタリオ湖畔のキングストン市とを結びます。開通は1832年、北米で最も古い運河で、世界遺産にも登録されています。全長は202km、リドー川とカタラクイ川、そしていくつかの湖を流れます。

このリドー運河の特徴は、冬には世界最長のスケートリンクになることです。その長さは7.8kmで、世界最長のスケートリンクとしてギネスにも認定されています。毎年、スケートを楽しむため100万人以上の観光客が訪れます。

サン・マルタン運河/フランス

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フランスの首都パリにある「サン・マルタン運河」は、全長4.55kmで、1835年に開通しました。ラ・ヴィレット貯水池とセーヌ川へ続くアルスナル港とを結んでいます。

当初は、パリの飲料水用の運搬用に作られましたが、上水道が発達した現在では、パリの街中を通っているため主に観光用として活用されています。



ケイザー運河/オランダ

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オランダの首都であるアムステルダムは、「北のヴェネツィア」と呼ばれるほどの水の都です。このため運河も多く、その一つである「ケイザー運河」は、アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の「環状運河地域」として、ヘーレン運河、プリンセン運河とともに世界遺産に登録されています。

「ケイザー運河」はアムステルダムの運河の中でももっとも幅が広く、周辺には美しいオランダの伝統的な風景が続きます。ちなに「ケイザー運河」という名は、「皇帝の運河」という意味を持っているそうです。

リージェンツ運河/イギリス

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イギリスの首都であるロンドンを流れる「リージェンツ運河」は、リトル・ベンニスとテムズ川のライムハウス・ベースンを結んでいます。全長は13.8kmで、産業革命の時代の1820年に開通しました。

もともとは、貨物や石炭を運搬するためのものでしたが、現在では、水上バスでリージェンツ・パーク、ロンドン動物園などにアクセスしたり、運河の付近には、ロンドン運河博物館があったりと、観光スポットとしての活用が主なようです。

グランドキャナル大運河/イタリア

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イタリアの人気観光地といえば、水の都・ヴェネツィアを浮かべる方が多いかと思います。そして、そのヴェネツィアには数多くの運河が街中を横断しています。その中でも「グランドキャナル大運河」は、航空写真で観ると、街を「S字状」に2つに分けている全長約3.8kmのまさに大運河です。

この運河には、16世紀半ばに建設されたリアルト橋、鉄道駅の近くのスカルツィ橋、アッカデーミア橋の4つの橋が架かっています。そして、水上バスが運行しており、運河沿いにある名所を巡ることができます。

コペンハーゲン運河/デンマーク

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デンマークの首都コペンハーゲンに位置する「コペンハーゲン運河」。周辺には多くの観光スポットが集まっており、運河クルーズツアーがとくにおすすめです。

約1時間のクルーズで、有名な人魚姫像や王立シアターハウス、「ブラックダイヤモンド」の愛称で親しまれる王立図書館など、主要な見どころをまとめて巡ることができます。効率よく観光を楽しめるとあって、多くの旅行者に人気のスポットです。

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韓国出身の日韓ハーフ。東京在住。日本が好きすぎて大学を8年通っている。食べることとひとり旅が好き。お酒はそんなに強くない。

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