2011年に「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録され、2020年で9年目を迎えます。2020年の東京オリンピックへ向けて和食への注目も高まるなか、まだ肌寒いこの時期の日本ならではの料理といえば「おでん」が浮かんできますよね。
そしてこの度、練り物などで人気の「紀文」が、日本に3年以上住んでいて「おでん」を一度でも食べたことがある外国籍の方々を対象に「おでん」に関する調査を実施しました。
日本国内でも出汁の味だけでなく、「牛すじ」「ちくわぶ」など地域によって具材も違い、好みが分かれるおでん。そんなおでんに対して、外国の方々はどのように感じているのでしょうか。
「おでん」が好きな外国籍の方々は約8割
「『おでん』を食べてみて、あなたはどう思いましたか」という質問では、「好き」「どちらかといえば好き」を合わせると、約8割の方が「おでんが好き」という結果に。
味にクセが少なく食材も柔らかく食べやすい形状で、なおかつ玉子など外国の方にもなじみ深い食材もあること。さらにコンビニなどで安価に手ごろに食べられることから、和食のなかでも挑戦しやすいのかもしれませんね。
おでんの良いポイントは一体どこ?
「『おでん』の好きなところはどんなところですか」という質問では、「温まる/冬・寒い日によい」「種類が選べる/種類が豊富」「おいしい/味が好き」「だしがおいしい/スープが好き」「体によい/ヘルシー」などが挙げられました。
寒いときに心も体も温まることや、いろいろな具材を選んで楽しめることなど、おでんに対して感じる良いところに国籍の違いは関係ないのかもしれませんね。
また和食の利点のひとつでもある「油っこさがなくヘルシー」なところも、世界的に健康志向が強まっている傾向にマッチしているようです。
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