2022年12月4日に開催!「百里基地航空祭」の魅力と過去の様子をリポート

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2022年12月4日(日)に航空自衛隊百里基地の「基地航空祭」の開催が決定しました。百里基地の一般開放は3年ぶりとなり、戦闘機が好きな人もそうでない人も十分に楽しめるお祭りです。

今回は、長きに渡り日本の空を守り続けたF-4戦闘機、通称「ファントム」の引退で盛り上がりを見せた過去の航空ショー(2019年)をリポート。ぜひ、お出かけの参考にもしてみてくださいね。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

引退した通称「ファントム」ってなに?

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ファンから「ファントム」の愛称で呼ばれる「F-4戦闘機」。写真では全然古さを感じさせない戦闘機ですが、なんと初飛行は1958年。日本に導入されたのは13年後の1971年なので半世紀近くにわたり、日本の空を守り続けた戦闘機です。

世界中の国で運用されましたが、後継機デビューし旧式化。各国で退役が進みました。しかしそんななかで改良に改良を施し、日本の空を守り続けてきましたが、「F-4EJ」と「F-4EJ改」も2021年に退役。航空自衛隊では全てのF-4戦闘機の運用が終了しました。

「基地航空祭」は早朝到着がおすすめ

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「基地航空祭」は、付近に駐車場がありません。県内2カ所に臨時駐車場を設けていますが、申込制で当選しても入場時刻を指定されたものになります。または、電車で最寄りのJR石岡駅まで行き、そこから有料シャトルバスでのアクセスです。

しかし、朝7時前にシャトルバスに乗っても渋滞に巻き込まれてオープニングの飛行に間に合わないことや、長時間の待ち時間になることもあるので要注意。

JR石岡駅の東口から茨城空港まで路線バス、茨城空港から百里基地正門までの約5kmの道のりは、タクシーや徒歩での移動がいいかもしれません。

到着したら、まずは荷物チェックから

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1978年〜1984年まで連載された、航空自衛隊のファントムパイロットを題材にした、新谷かおる先生の漫画『ファントム無頼』の舞台もここ百里基地でした。

「百里でファントム」というだけで、『ファントム無頼』をイメージする航空ファンも非常に多いです。また、2013年の新垣結衣さん主演の日曜劇場『空飛ぶ広報室』でもここ百里基地は登場します。


基地へ入ると、すでに退役した古い戦闘機の展示が。この戦闘機も最後の移動フライトで百里へ飛行し滑走路に降り、そしてここに設置されて二度と飛ぶことなく羽を休めていると思うと、どこか儚げです。

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その横を通り、エプロン(駐機場)へ向かう途中に、基地航空祭の入場ゲートが設置されていました。ここでは荷物チェックなどが行われます。

基地航空祭では会場内に持ち込めないものがあるので公式サイト(PDF)にて事前にチェックしておきましょう。荷物チェックが終わったら、いざ祭り会場となっているエプロンエリアへ向かいます。

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このファントムは301飛行隊に先駆けて、2018年度で引退した302飛行隊の記念塗装機。302飛行隊の部隊マークはオジロワシだったので通称「オジロファントム」と呼ばれ、ファイナルイヤーの展示飛行はまさに機体にオジロワシのデザインをあしらったものでした。

すでに退役したので、もう見れないものと思っていましたがなんというラッキー。そして、最後のファントム部隊となる301飛行隊と503偵察飛行隊の記念塗装機がお目見え。

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301飛行隊の部隊マークはマフラーをしたカエルで通称「ケロヨンファントム」と呼ばれています。最終記念塗装機は尾翼いっぱいにカエルのロゴが入っていました。

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503飛行隊は、ウッドペッカーが部隊マーク。コチラも記念塗装機です。

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まさに見納め。ここぞとばかりに写真をとっておきました。そしてこのファントムは、高解像度カメラを搭載しており、午前中には基地航空祭の会場の上を飛行しながら撮影して、午後には会場にその写真が貼りだされるサービスまでしてくれました。

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