2022年12月4日に開催!「百里基地航空祭」の魅力と過去の様子をリポート
装備品展示も見逃せない!
会場はエプロンだけではありません。日ごろは機体を収納しておく格納庫もこの日はイベント会場です。
格納庫ではファントムのコックピットを見ることができる機会や機体の部品の展示、偵察型ファントムを触れるイベントなどが開催されていました。全て見るのは難しいので、会場を選んで並びましょう。
今回はコックピットを近くで見られるコーナーに並びました。現役のジェット戦闘機が間近で見られるだけでも珍しいのに、すでに運用している国が少ないファントムを見れるというまたとないチャンスでした。
航空祭の1番人気「ブルーインパルス」
基地航空祭で見逃せないのは、やはり「ブルーインパルス」。メインイベントともいえる飛行です。
2019年の基地航空祭では、ファントムのラストフライトに注目が集まっていましたが、それでもブルーインパルスの圧巻のアクロバット飛行に多くファンが詰めかけました。
基地航空祭によってはブルーインパルスの飛行が終わったら「混む前に帰る」という人がいるくらいのメインイベント。スモークを曳きながら空を翔る姿は各地でファンを熱狂させます。
ファントムネストで最後のファントムショー!
航空祭もいよいよファントムによる、機動飛行(急旋回や急上昇など激しい飛行展示)の時間に。ファンが見守るなか、まずは戦闘機型の301飛行隊「F-4EJ改」の離陸準備が進みます。
そしてテイクオフ。会場の周りでド迫力の急旋回や急上昇、全力飛行を披露してくれました。
少し雲がかかった上に逆光で見難かったのが残念ですが、ジェット音を轟かせ激しく飛ぶファントムは、とても古い戦闘機には見えません。こんなに飛べるならまだ現役を続けても良いんじゃないかと思うほどの力強さでした。
そして、戦闘機ファントムが機動飛行を終えて着陸と同時に偵察機ファントムがテイクオフ。
2019年の航空祭最後のフライトであり、偵察ファントムとそれを運用する503飛行隊最後のフライトを見届けるように、ほとんどの人がエプロン上で最後の勇姿に熱いエールを送っていました。
ラストを飾る最後の飛行を終え、ファントム最後の百里基地航空祭が幕を閉じました。2022年は飛行展示はもちろん、装備品展示も行われ、各種イベントにも注目。
そして「F-2戦闘機」や「ブルーインパルス」にも期待大ですね。興味のある人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
- 航空自衛隊 百里基地「基地航空祭」
- 茨城県小美玉市百里170
- 2022年12月4月(日)
- 8:30〜14:00
- 公式サイト
- 事前の申込みは不要。
- image by:吉岡正嗣
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