2019年のクリスマスは「京都産アロマオイル」で京都の匂いを送りませんか?

今年のクリスマスのプレゼントはお決まりですか?友人にはコレ、先輩にはコレ、家族にはアレ…と何にするか悩みますよね。どれにしようかな~と調べていたら、こんな素敵なアロマオイルとデフューザーのセットを発見!

あまりにもカワイイので、作っている方にお会いしたくなり早速、高雄・栂ノ尾を越えて“森の京都”京北へ。お話をうかがったら、見た目がカワイイだけでなく、中に色々な人の思いがぎっしり詰まったBOXでした。今度のクリスマスは、そんなストーリーと共に京都の香りを贈るのはいかがでしょう。

京北の自然の中で作られる、素晴らしい香り

このアロマオイルのブレンドとデフューザー(アロマオイルの香りを拡散させる道具)のプロデュースしているのは北山杉で有名な京北に住む前川珠生さん。以前、北山杉や黒文字などで精油を作る「杉乃精」で開催している「宝石せっけん」つくりのワークショップ(写真)でお世話になった、あの前川さんです。

あのときは杉乃精でスタッフとして働いていたのですが、その後、独立され杉乃精の香りを色々な人に届ける「kyoaroma_breath(キョウアロマブレス)」を立ち上げました。

北山杉が育つ山

そもそも長岡京市生まれの前川さんが杉乃精の村山社長と出会ったのは今から約10年前。陶芸活動をしていた前川さんが結婚を機に京北に住むようになり、お子さんと社長のお孫さんが同じ保育園というご縁が始まりでした。

もとから香り好きだったという前川さんですが「杉乃精の香りを初めてかいだとき、ものすごく衝撃を受けました。 なんともいえない爽やかさと独特なスパイシ―さがあって、それが強烈な印象で。しかも、その精油を京北で作っているなんて!!ということに二度ビックリしたんです」。

京北にある小さな小屋で杉乃精のオイルが精製されます

そして社長と話すうち「自然と循環するアロマオイルづくり」という考え方に惹かれます。京北は古くから床柱など、建材として使われた北山杉の産地(川端康成の小説『古都』にも登場)。ですが今や床の間を作る家も少なくなり、その上「杉花粉が…」などといわれ嫌煙される存在になっていました。

杉の精油を精製する村山社長。寸胴鍋一杯に杉を入れても約100ccのオイルしかとれないのだとか

でも、その杉から素晴らしい精油ができ、精油を取るために枝を伐採することで山が循環でき(山は手入れをしないとダメになってしまうのです)、さらに山の手入れをする仕事ができ雇用も生まれる――そんなことを思いながら精製している姿に感動。杉乃精をお手伝いすること始めました。

アロマオイルを使った宝石せっけん。本物の宝石みたい!

そして、多くの人にこの素晴らしい香りを知ってもらいたいと、いくつものアロマ資格を取り、アロマオイルを使った宝石せっけんワークショップを開始。さらにもっと多くの人に伝えるためには別組織にした方がいいのではということで2018年に独立したのでした。


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